石炭が今年上半期に風力を抜いて再びドイツ最大の電源になったことが、連邦統計局の発表で分かった。第1四半期に風が弱く風力発電が大きく減少したことから、石炭を中心とする在来型発電がその穴を埋めた格好だ。
上期の風力発電量は723億キロワット時(kWh)となり、前年同期比で21.0%減少。石炭発電は35.5%増えて1,198億kWhとなった。国内の総発電量は2,489億kWhで、前年同期を4.0%上回った。
電源別のシェアをみると、石炭は前年同期の20.8%から27.1%へと拡大。風力は29.1%から22.1%へと縮小した。在来型電力は計56.0%、再生可能エネルギーは同44.0%だった。
第2四半期に限ると風力発電量は前年同期を3.7%上回った。