製造業の原材料不足がまたも記録更新

原材料不足に苦慮する独メーカーの割合が9月は77.4%に達し、前月(同69.2%)に引き続き過去最高を更新したことが、Ifo経済研究所の企業アンケート調査で分かった。調査責任者は「調達サイドのボトルネックはますます狭まっている」と指摘。調達価格の上昇を受けて、値上げを検討する企業が一段と増えていることを明らかにした。

原材料不足に直面する企業の割合が最も高い業界は自動車・自動車部品で、96.6%に達した。これに電気設備が92.9%、機械が89.1%で続いた。化学は66.5%。最も少ない飲料でも38.0%に上っており、「状況が緩和した業界はひとつもない」という。

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