ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月を実質48%上回り、7カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。世界経済が急速に回復しているほか、比較対象の昨年8月はコロナ禍で受注が大幅に落ち込んでいたという事情がある。
新規受注を地域別でみると、国内が36%、国外が54%増加。国外はユーロ圏が41%、ユーロ圏外が59%の幅で増えた。国外の伸び率が大きいのは大型受注で水準が押し上げられたため。
特殊要因によるブレが小さい3カ月単位の比較でみると、6~8月は前年同期比で実質45%増えた。国内が34%、国外が51%増加。ユーロ圏は42%増、ユーロ圏外は56%増だった。