自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは7日、自動運転ソフトウエア開発の英スタートアップ企業オクスボティカと戦略パートナーシップを締結したと発表した。次世代モビリティ事業を強化する戦略の一環。「レベル4」の自動運転車を共同開発するとともに、オクスボティカに5%出資する。
オクスボティカはオクスフォード大学からのスピンオフとして2014年に設立された。ZFとは19年から協業。ZFの人工知能(AI)機能付きスーパーコンピューター「ZF ProAI」とフルレンジレーダーに自動運転ソフトを統合した。
ZFは戦略パートナーシップの締結で協業を緊密化し、自動運転車の実用化を加速させる意向だ。一定区間を定期往復する人員・貨物輸送車をオクスボティカと共同開発し、世界の大都市に投入する。オクスボティカの監査役会に役員1人を派遣する。