鉄鋼大手の独ティッセンクルップは12日、中国の徐州にあるリング工場で拡張工事の鍬入れ式を行った。リングと旋回軸受の需要拡大を受けた措置で、4本目の生産ラインを設置する。投資額は非公開。来年10-12月期の操業開始を計画している。
徐州工場は約20年前に開設された。年産量は当初2万トンだったが、現在は15万トンに拡大している。新生産ラインが稼働すると30万トンへと倍増する。新規雇用は160人を見込む。
同工場で生産した製品は主に風力発電設備、トンネルボーリングマシン、掘削機、クレーンで使用されている。