独電気電子工業会(ZVEI)が20日発表した電機製品の8月の輸出高は176億ユーロとなり、前年同月を14.2%上回った。前月は増加幅が6.8%に縮小したが、再び2ケタ台を回復した。
8月はユーロ圏向けが18.9%増の53億ユーロに拡大。オランダ向けは30.9%増の9億4,500万ユーロと特に好調だった。フィンランド(26.0%増の1億8,400万ユーロ)、スペイン(22.9%増の5億6,500万ユーロ)、イタリア(20.2%増の6億9,400万ユーロ)、フランス(18.8%増の10億ユーロ)、オーストリア(18.3%増の7億8,800万ユーロ)、ベルギー(16.8%増の4億1,000万ユーロ)向けも伸び率が大きかった。
ユーロ圏外向けは12.8%増えて123億ユーロとなった。米国が21.9%増の17億ユーロとなり全体をけん引。日本も17.4%増の2億4,300万ユーロと好調だった。このほか英国(16.5%増の7億4,500万ユーロ)、チェコ(15.6%増の7億8,200万ユーロ)、ハンガリー(11.4%増の5億6,900万ユーロ)、中国(11.1%増の21億ユーロ)が2ケタ台の伸びを記録している。韓国は1.8%増の2億5,600万ユーロ、ポーランドは1.5%増の8億5,900万ユーロだった。
1~8月の輸出高は1,447億ユーロで、前年同期を12.3%上回った。ユーロ圏向けが17.5%増の467億ユーロ、ユーロ圏外向けが10.0%増の980億ユーロとともに2ケタ台の伸びとなった。
電機製品の輸入高は8月が前年同月比13.5%増の163億ユーロ、1~8月が前年同期比16.1%増の1,379億ユーロだった。