原材料不足に苦慮する独メーカーの割合が10月は70.4%に上ったことが、Ifo経済研究所の企業アンケート調査で分かった。過去最高となった前月(77.4%)からはやや低下したものの、水準は依然として極めて高い。調査担当者は「企業は年明け以降も原材料不足が続くとみている」と述べ、状況改善の兆しはないとの認識を示した。
原材料不足に直面する企業の割合が最も高い業界は電気設備で、90.0%に達した。これに自動車が88.1%、機械が81.2%で続いた。ゴム・プラスチック製品は73.8%、金属製品は67.7%、化学は58.8%。最も少ない飲料でも19.1%に上っている。