ドイツ連邦統計局が16日発表した鉱工業の昨年の有形固定資産投資額は608億4,200万ユーロとなり、前年に比べ13.9%減少した。コロナ禍の発生で景気が急速に冷え込んだうえ、資金繰り確保の重要性が高まったことが反映された格好だ。主要業界の大半で同投資が縮小。データ処理装置/電子・光学製品(26.6%減)、金属製造・加工(23.3%減)、機械(22.6%減)、金属製品(22.0%減)では減少幅が20%台に上った。自動車・自動車部品も18.5%落ち込んだ。化学は3.8%増加した。
鉱工業の有形固定資産投資に占める割合が最も高い業界は自動車・自動車部品で、22%に上った。これに化学と機械がそれぞれ10%、食品・飼料が8%で続いた。