ダイムラー―中国EV合弁DENZAで出資比率10%に引き下げ―

高級乗用車大手の独ダイムラーは12月24日、中国の比亜迪(BYD)と共同運営する電気自動車(EV)生産会社、深圳騰勢新能源汽車有限公司(Shenzhen DENZA New Energy Automotive)の株式40%をBYDに譲渡し、出資比率を10%に引き下げることで合意したと発表した。理由は明らかにしていないが、メディア報道によると、DENZAは販売が振るわず、オラ・ケレニウス社長が推進するダイムラーの高級路線にも合致しないことが背景にあるもようだ。当局の承認を経て2022年半ばに取引が完了すると見込んでいる。

DENZAはダイムラーとBYDが12年に折半出資で設立した合弁。DENZAブランドのEVを中国市場で販売している。

協業については今後も継続する。ダイムラーはBYDから車載電池セルの供給を受けている。

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