化学大手の独ランクセスは1月31日、持続可能な防腐剤の分野でイタリア企業マトリカと協業すると発表した。植物油に由来する生分解性の原料をマトリカから調達して、洗剤や塗料、染料向けの防腐剤に加工する。拡大する需要を取り込む狙いだ。
マトリカはエネルギー大手エニの化学子会社ヴェルサリスとバイオケミカル会社ノヴァモントの合弁会社。「マトリロックス」ブランドでバイオ製品を製造している。
ランクセスはマトリカがサルデーニャ島ポルト・トッレスの工場で生産した原料を調達して持続可能な防腐剤を製造。防腐剤ブランド「プリベントール」の製品ポートフォリオを拡充する。