機械業界の21年新規受注32%増加、18年比でも+7%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2021年の新規受注高は前年比で実質32%増と大幅に拡大した。増加は3年ぶり。受注が好調だった18年に比べても7%高い水準で、20年春以降の新型コロナ危機で落ち込んだ需要は完全に回復している。今年初時点の受注残高は売り上げの10.9カ月分に達しており、VDMAのエコノミストは新年の良いスタートを切ったとしている。

新規受注を地域別でみると、国内は18%、国外は39%拡大した。

12月の新規受注高は前年同月を実質21%上回った。国内が15%、国外が24%の幅で増加。国外の内訳はユーロ圏が15%増、ユーロ圏外が28%増だった。

第4四半期(10~12月)も前年同期比で実質21%増えた。国内が14%、国外が24%増加。国外はユーロ圏が28%増、ユーロ圏外が23%増となっている。

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