22年スマホ市場1.8%拡大、端末購入では95%が「持続可能性」重視

情報通信業界連盟(Bitkom)は17日、ドイツのスマートフォン市場規模が今年は368億ユーロとなり、前年比で1.8%成長するとの予測を発表した。最大部門のデータ・音声通信サービスが1.6%増の206億ユーロへと伸びるほか、アプリが15.0%増の33億ユーロ、ネットインフラ投資が2.5%増の20億ユーロへと拡大。全体が押し上げられる。

端末売上高は1.5%減の109億ユーロとやや縮小する。半導体不足などを受けて販売台数が3.9%減の1,970万台へと後退するためだ。平均価格は昨年の539ユーロから553ユーロへと2.6%上昇し、高価格化が進む。

消費者に次回のスマホ購入で重視する点を質問したところ、最も多かった回答は「割れにくいディスプレーガラス」で96%に上った。ディスプレーではこのほか画質(90%)、サイズ(80%)を重視する人が多い。「折りたためる」は40%にとどまった。

電池では「持ち時間の長さ」が92%、ワイヤレス充電が78%に上った。性能では容量が86%、カメラの質が76%となっている。このほか、持続可能性を「極めて重要」する回答は87%と高く、「どちらかと言うと重要」(8%)と合わせると95%が重視派だ。

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