BASF―カナダで電池正極材生産へ―

化学大手の独BASFは4日、カナダ東部のベカンクールで車載電池正極材工場の用地を取得したと発表した。同社は米国に正極材工場を持っており、新工場を設置することで北米の生産能力を拡大する意向だ。

ベカンクール工場では2025年から操業を開始する。まずは正極材の製造。その後、前駆体の生産と電池材料のリサイクル、金属精錬にも手を広げる。正極材を最大で年10万トン生産できるとしている。投資額は明らかにしていない。

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