戦争勃発で穀物粉と食用油の需要急増

ドイツ連邦統計局は1日、今年第10週(3月7~13日)の穀物粉の小売販売量が昨年9月の週平均に比べ206%増えたことを明らかにした。2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻を受け、買いだめに走る消費者が多かったことが反映されている。食用油も同123%増と2.2倍に増えた。

ウクライナとロシアは小麦粉と食用油の主要な輸出国であることから、ロシアがウクライナに侵攻した第8週(2月21~27日)から需要が急増。第10週にピークへと達した。

第11週(3月14~20日)も需要は旺盛だったものの、前週に比べると販売量は減少。減少幅は食用油で22%、穀物粉で19%に上った。統計局はその理由が需要の減少にあるのか、それとも供給の減少にあるのかを統計データから読み取ることはできないとしている。

上部へスクロール