化学大手の独BASEは11日、2022年1-3月期(第1四半期)暫定決算の純利益が前年同期比29%減の12億2,100万ユーロへと大幅に縮小したことを明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻を受け、石油・天然ガス子会社ヴィンタースハル・デーエーアーがガスパイプライン「ノルドストリーム2(NS2)」向けの融資を全額減損処理したことが響いた。
売上高は230億8,300万ユーロで、前年同期を19%上回った。販売価格の引き上げと為替差益で水準が押し上げられた。営業利益(EBIT、特別要因を除く)も21%増の28億1,800万ユーロへと拡大した。