製造業受注残高が再び増加、2月は前月比+1%に

ドイツ連邦統計局が21日発表した2月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を1.0%上回る148.1(暫定値)へと上昇した。上昇は2カ月ぶり。前月は1年8カ月ぶりに低下したが、再び増加へと転じた。原料・部品不足に伴う生産調整を背景に拡大基調が続いており、前年同月比では20.5%増加した。

国内受注の残高が前月比0.5%増、国外が同1.3%増とともに拡大した。部門別でみると、中間財は0.1%、投資財は1.3%、消費財は0.6%の幅で伸びた。

受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月の7.8カ月から7.9カ月へと拡大し、統計開始(2015年)後の最高をこれまでに引き続き更新した。内訳は投資財が11.4カ月(前月11.1カ月)、中間財が4.0カ月(4.0カ月)、消費財が3.5カ月(3.4カ月)となっている。

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