太陽光発電容量が1年で10%増加

ドイツの太陽光発電容量が3月に5万8,400メガワット(MW)となり、前年同月比で9.7%増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。2018年1月に比べると38.3%増えている。

1-3月期の太陽光発電量は約88億キロワット時(kWh)で、前年同期を34.7%上回った。18年1-3月期に比べると64.3%多い。

国内の発電総量に占める太陽光の割合も増加傾向にあり、18年1-3月期の3.5%から21年1-3月期は4.7%に拡大。今年1-3月期は6.3%に上った。

自宅の屋根にソーラーパネルを設置し、電力を送電網に供給する世帯は20年時点で約140万世帯に上り、14年比でおよそ30%増えた。全世帯の3.6%を占める。売電による平均収入は月174ユーロで、前年(177ユーロ)とほぼ同水準だった。14年(285ユーロ)に比べると39%少ない。買い取り価格の引き下げが背景にある。現在の買い取り価格は1kWh当たり7セント弱となっている。

太陽光発電設備・部品の販売やサービスで企業が獲得した売上高は20年時点で35億ユーロ強だった。16年に比べ39%増えている。