独鉄鋼業界団体シュタールが19日発表した7月の粗鋼生産高は297万2,000トンとなり、低水準だった前年同月を2.0%下回った。減少は5カ月連続。高炉鋼は0.4%増の213万3,000トンとやや拡大したものの、電炉鋼が7.7%減の83万9,000トンとなり、足を強く引っ張った格好。銑鉄は2.8%増の198万6,000トン、熱間圧延鋼材は2.2%減の274万6,000トンだった。
1~7月の粗鋼生産高は2,253万2,000トンで、前年同期を5.1%下回った。高炉鋼は5.2%減の1,547万1,000トン、電炉鋼は4.9%減の706万1,000トン。銑鉄は4.9%減の1,422万8,000トン、熱間圧延鋼材は5.2%減の2,000万3,000トンだった。