ドイツ政府は9月28日の閣議で、省エネ政令の修正案を了承した。8月末に了承した同政令に対する批判や意見を踏まえたもので、9月1日にさかのぼって施行される。期間は来年2月末まで。
省エネ政令はロシアからの天然ガス供給が削減・停止され、国内の安定供給が危ぶまれることを受けて導入された。天然ガスと電力の消費量を可能な限り抑制することが狙いだ。
企業活動に絡む措置としては、22~6時の8時間は広告に照明を用いることが原則的に禁止される。ただ、交通その他の安全を保つのに必要であれば同時間帯でも照明を使うことが認められており、駅や停留所ではこれまでに引き続き照明広告が可能だ。小売店などの店舗も営業時間中であれば入口上部のロゴなどに照明を当てることができる。