ドイツ連邦統計局が14日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比18.9%増となり、上げ幅は前月を1.0ポイント上回った。上昇率の拡大は5カ月ぶり。石油製品(61.9%)、固形燃料(111.9%)、動物(49.8%)が全体を特に強く押し上げた。このほか化学品(42.0%)、牛乳・乳製品・たまご・食用油脂(42.0%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(38.0%)などで上げ幅が大きかった。鉱石・金属は3.8%で前月の5.9%から縮小した。前々月は14.9%に上っていた。古材・残材は5.2%下落した。
卸売物価指数は前月比では1.6%の上昇だった。固形燃料が9.5%、石油製品が8.0%、動物が7.9%上昇。古材・残材(-7.1%)、鉱石・金属(-2.2%)は低下した。