独高級車大手ポルシェの技術サービス子会社ポルシェ・エンジニアリングは21日、ルーマニア西部のティミショアラで研究開発(R&D)拠点の開所式を行った。自動車産業向けのソフト開発を加速する狙い。既存のクルジュ・ナポカ拠点と合わせ、来年はルーマニアで100人以上の開発者を新規採用する。
新拠点の立地は市内の複合施設「ユリウスタウン」内のユナイテッド・ビジネスセンターで、床面積は2,110平方メートル。来年採用される100人のうち、50人がティミショアラに配置される見通し。
ポルシェ・エンジニアリングはルーマニアで人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウド、インフォテイメント、先進運転支援システム(ADAS)、コネクティビティなどに取り組み、車載IT技術の未来を切り開いていきたいという抱負を明らかにしている。