高級乗用車大手の独メルセデスベンツは25日、グリーン・パンダ債を中国市場で発行し完売したと発表した。自動車メーカーがグリーン・パンダ債を発行するのも、欧州域外で同社がグリーン債を発行するのも今回が初めて。調達した資金は中国での電気自動車(BEV)リース事業に投入する計画だ。
パンダ債は中国国外の発行体が同国市場で発行する人民元建ての債券。メルセデスは今回、5億人民元(約6,800万ユーロ)を募集した。償還期間は2年で、利率は2.9%。3.1倍の応募があった。
同社はパンダ債を2014年に初めて発行した。これまでに計35回、発行し、総額810億人民元(約110億ユーロ)を調達している。