ネットバンキングの利用者が増え、銀行は実店舗の削減を進めているが、多くの顧客は近くに実店舗があることを重視している。ITサービス大手EPAMのアンケート調査をもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたところによると、顧客の約半数は「実店舗での行員との接触は重要だ」と答えた。実店舗に昨年、出向いた人は83%で、少なくとも1カ月に1度は訪れる人も42%に上った。
自らが利用する銀行に満足しているとの回答は84%と高かった。満足度が最も高いのは外資系のING。最低は国内最大手のドイツ銀行だった。銀行への信頼では預金と個人データの安全管理を重視するとの答えが多い。
メインバンク以外の銀行を利用する人は全体の約3分の2を占めた。サブ銀行で利用するサービスではクレジットカードが27%、貯蓄口座が21%、融資が11%だった。