Ifo経済研究所が5日発表した独自動車・自動車部品業界の11月の景況感指数はマイナス2.2ポイントとなり、前月のマイナス4.3ポイントから改善した。今後の事業見通しを示す期待指数がマイナス35.3ポイントからマイナス13.3ポイントへと大幅に上昇したことが大きい。調査担当者は「冬季の天然ガス不足とそれに伴う深刻な景気後退のリスクが低下した」ことが背景にあると指摘した。
景況感は特に自動車メーカーで大きく改善した。期待指数はマイナス30.6ポイントからマイナス2.8ポイントへと急上昇。現状判断を示す指数もプラス2.6ポイントからプラス8.2ポイントへと高まった。
サプライヤーでも期待指数はマイナス16.2ポイントからマイナス6.7ポイントへと改善した。現状判断指数はわずかに上昇したもののマイナス26.6ポイントと極めて低い水準にとどまった。