ドイツ連邦雇用庁(BA)が1月31日発表した同月の失業者数は261万6,000人となり、前月を16万2,000人上回った。冬の寒波の到来で建設業を中心に需要が減少したことが背景にあり、季節要因を加味したベースでは1万5,000人減少した。アンドレア・ナーレス長官は「労働市場は年初もなお安定している」と述べた。
前年同月比では失業者数が名目で15万4,000人増えた。失業登録したウクライナ難民を除いたベースでは減少している。
失業率は5.7%(名目)で、前月を0.3ポイント上回った。前年同月比でも0.3ポイント高い。
国際労働機関(ILO)基準の12月の失業率は前月と同じ2.8%だった。
国の操短手当を11月に受給した被用者は20万8,000人となり、前月を51%上回った。増加は3カ月連続。
1月の求人件数は76万4,000件で、前年同月を2万7,000件下回った。季節要因を加味した前月比では2,000件減少しており、求人指数BA-X(2015年=100)は横ばいの128となった。