BASF―中国に新工場、アクリル系製品生産へ―

化学大手の独BASFは13日、基礎化学品から川下までの幅広い製品を手がける中国・湛江の総合生産施設(フェアブント拠点)でアクリル系製品工場の鍬入れ式を行った。中国とアジアでアクリルモノマーの需要が拡大していることに対応。現地顧客に製品を安定供給するとともに、リードタイムを短縮する。

複合生産施設を建設し、アクリル酸(AS)と川下物質のアクリル酸ブチル(BA)、アクリル酸2エチルヘキシル(2-EHA)。を生産する。年産能力はBAが約40万トン、2-EHAが10万トン。2025年までの操業開始を見込む。投資額は明らかにしていない。

湛江拠点はBASFが同社史上最大の100億ドル強を投じて建設するフェアブント拠点。30年の全面完成を予定している。今月上旬にはシトラール工場の設置計画を明らかにした。

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