1~3月の生産者物価を修正、エネ価格のデータ確定で

ドイツ連邦統計局は15日、1月から3月までの生産者物価指数(2015年=100)をすべて下方修正した。これまでの統計は、政府支援を通して天然ガス、電力料金に上限を設定するルールが未反映の暫定的なものだった。同ルールを加味したデータをエネルギー事業者が提出したことから、統計局は今回、確定値を算出・公表した。

前年同月比の生産者物価指数は1月が当初の17.6%増から16.6%増、2月が15.8%増から13.5%増、3月が7.5%増から6.7%増へと引き下げられた。エネルギーがそれぞれ32.2%増から29.0%増、27.6%増から20.7%増、6.8%増から4.2%増に下方修正されたことが反映されている。

前月比の生産者物価指数も1月が1.2%減から2.1%減、2月が0.3%減から1.3%減、3月が2.6%増から1.4%減へと改められた。

3月の生産者物価指数は150.6(暫定値151.8)で、ピーク時の昨年9月(172.5)を12.7%下回った。

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