ドイツ鉄道―高速鉄道ICE73編成を発注―

ドイツ鉄道(DB)は17日、高速鉄道ICE、73編成を製造元の2社に追加発注したと発表した。今回の取引によりDBが保有するICEの平均車齢は2030年までに現在の18年から12年へと大幅に若返る。

スペインのタルゴに「ICE L」56編成、独シーメンスに「ICE 3ネオ」17編成をそれぞれ発注した。発注額は合わせて約20億ユーロで、同社史上最大。

タルゴからはICE Lを計79編成、調達する枠組み契約を締結している。第1弾として2022年9月に23編成を発注済み。今回の追加発注により発注枠をすべて使ったことになる。

シーメンスとの間でもICE 3ネオを計90編成、調達する枠組み契約を結んでおり、これまでに計73編成を発注した。今回の発注により90編成に達した。

ICE Lは最高速度が時速230キロ。まずはベルリン~アムステルダム間で24年10月から運行される。その後はドイツ国内にも投入の予定だ。

ICE 3ネオは最高速度が320キロで、ICEのなかで最も速い。主に主要路線であるノルトライン・ヴェストファーレン州~フランクフルト~ミュンヘン間、ベルリン~ミュンヘン間で運行。24年からはフランクフルト~アムステルダム/ブリュッセル線にも投入する。

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