企業情報

シーメンス―利益見通し引き上げ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は9日の決算発表で2018年9月通期の利益見通しを引き上げた。18年1-3月期(第2四半期)の利益が予想を上回ったためで、1株当たりの利益を従来の「7.2~7.7ユーロ」から「7.7~ […]

ハイデルベルガー―米税制改革の影響で減益に―

印刷機械大手の独ハイデルベルガー・ドルックマシーネンが8日発表した2018年3月期暫定決算の税引き後利益は前期比61%減の1,400万ユーロへと大きく落ち込んだ。ユーロ高のほか、米国の税制改革が響いた格好で、特殊要因を除

エーオン―光通信網の敷設事業強化へ―

独エネルギー大手エーオン(エッセン)のヨハネス・タイセン社長は9日の株主総会で、光ファイバー通信網の敷設事業の強化策を検討していることを明らかにした。ドイツではモノのインターネット(IoT)時代の到来を受けてこれまで後手

ヘンケル―北米の洗剤メーカー買収―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は10日、カナダの洗剤メーカー、ジェムパック(JemPak)を投資会社アカスタ・エンタープライゼズから譲り受けることで合意したと発表した。北米事業を強化する考え。買収金額は1億1,

ロケット・インターネット―アリババに子会社売却―

独投資会社ロケット・インターネット(ベルリン)は8日、南アジアで電子商取引を展開する子会社ダラズ(Daraz)の全株式を中国の電子商取引大手アリババに売却したと発表した。ダラズの企業価値が高まったことから放出した。ロケッ

コメルツ銀行―1-3月期営業減益に、法人部門の不振で―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)が15日発表した2018年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益は前年同期比12.3%減の2億8,900万ユーロへと落ち込んだ。法人顧客部門の不振が響いた格好。純利益は税還付の効果

日本通運―中国経由の日欧複合一貫輸送を開始―

日本通運は15日、中国経由で日本と欧州を結ぶ複合一貫輸送サービスを導入すると発表した。顧客のニーズを踏まえた取り組みで、21日から販売を開始する。 海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた「ユーラシア・トライン・ダイレクト(シー

ハパックロイド―合併効果で増収増益に―

海運大手の独ハパックロイド(ハンブルク)が14日発表した2018年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は前年同期比23%増の26億1,670万ユーロへと拡大した。中東同業ユナイテッド・アラブ・シッピング・カンパニー(UA

インフィニオン―ドレスデンに開発センター新設―

半導体大手のインフィニオン(ミュンヘン)は11日、ドイツ東部のドレスデンに新しい開発センターを設置すると発表した。車載エレクトロニクスと人工知能(AI)を中心に研究開発を行う。同市にはすでに開発と生産拠点を持っており、新

ベバスト―投資額2割拡大、今後3年で6億ユーロ―

自動車部品大手の独ベバスト(シュトックドルフ)は14日、今後3年間の投資額を過去3年間(2015~17年)を23%上回る計6億ユーロへと拡大すると発表した。ルーフシステムなどの中核事業のほか、新規事業の強化に充てる考えで

ZFフリードリヒスハーフェン―独西部の操舵装置工場を閉鎖―

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは9日、独西部のゲルゼンキルヒェンにある操舵装置工場の閉鎖方針を従業員に伝えた。新規受注が途絶えているため。同工場は現時点で利益を確保しているものの、受注好転の見通しが立たない

シーメンス―ゲルリッツ工場の閉鎖を撤回―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)は8日、業績不振の火力発電設備(PG)と駆動装置(PD)部門の再編計画をめぐる交渉で独金属労組IGメタルとの間で大枠合意したと発表した。閉鎖予定だった独東部のゲルリッツ工場は産業用蒸気タ

エボニック―1-3月期14%の営業増益に―

特殊化学大手のエボニック(エッセン)が8日発表した2018年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITDA、調整済み)は前年同期比14%増の6億7,900万ユーロへと拡大した。原料調達コスト管理の改善と米JMフーバ

ネスレ―スタバ商品の販売権取得―

食品世界最大手のネスレ(スイス、ヴェヴェイ)は7日、米コーヒーチェーン大手スターバックスと提携し、同社の商品を世界市場で販売する権利を取得したと発表した。ネスレはスターバックスに現金71億5,000万ドルを支払う。ネスレ

ダイムラー―家庭用電池生産から撤退―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が家庭用蓄電池の生産事業から撤退する。車載電池と家庭用電池では技術的な違いが大きいうえ、家庭用電池の価格競争が激化しているためだ。再生可能エネルギー専門のニュースサイト『グリー

フォルクスワーゲン―周辺事業の分離を視野に―

自動車大手フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)グループのヘルベルト・ディース新社長は3日の株主総会で、「ドゥカティ、レンク、MANディーゼル・アンド・ターボのような非中核事業の将来について明確な見通しをつける」と

BMW―ユーロ高が直撃、1-3月期営業減益に―

自動車大手の独BMW(ミュンヘン)が4日発表した2018年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBIT)は前年同期比3.1%減の27億3,300万ユーロへと落ち込んだ。電動車や自動運転車への開発投資が膨らんだほか、ユ

アウディ―排ガス不正で6万台を追加リコール―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディ(インゴルシュタット)は8日、現在販売中の「A6」と「A7」の一部モデルをリコール(無料の回収・修理)するとともに顧客への引き渡しを停止すると発表した。排ガスを違法に操作す

シーメンス―火力発電設備部門の工場で一時休業へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は7日、ガスタービンや蒸気タービンを手がける火力発電設備部門で工場の操業を一時、停止することを明らかにした。同部門は需要激減で業績が悪化していることから、一時休業によりコストを削減する

WTE―プラハ浄水所が完工間近に―

オーストリア電力大手EVN傘下で上下水道プラントを手がける独WTEグループ(エッセン)は7日、プラハの浄水場工事が順調に進み、9月19日に引き渡しとなる見通しを明らかにした。欧州における浄水設備近代化の需要が高まっている

ヴォノヴィア―スウェーデン同業に友好TOB―

独住宅不動産最大手のヴォノヴィア(ボーフム)は3日、スウェーデン同業ヴィクトリア・パークを株式公開買い付け(TOB)で買収すると発表した。ヴィクトリアは米投資会社スターウッド・キャピタルの買収提案を拒否しており、ヴォノヴ

ドイツ銀行―航空券決済システムでカード業界に宣戦―

独銀最大手のドイツ銀行(フランクフルト)は7日、航空チケットの新しい決済システムを開発することで、世界の航空会社の業界団体である国際航空運送協会(IATA)と合意したと発表した。クレジットカードやデビットカードを利用した

BASF―製紙・水処理薬品事業を米ソレニスと統合―

化学大手の独BASFは3日、製紙・水処理薬品事業を米特殊化学大手ソレニスと統合すると発表した。事業整理の一環。取引の詳細は公表していない。早ければ年末に統合手続きが完了すると見込んでいる。 ソレニスをソレニスの親会社であ

エコジー―包装ゴミから石油精製―

再生可能エネルギーやエネルギー効率改善の分野でコンセプト開発に取り組む独新興企業エコジーが、樹脂包装ごみからガソリンや軽油を精製するプラントを建設する。ゴミとして捨てられる包装材を有効活用する考え。マンフレート・ファルツ

バイエル―売上・営業益見通し引き下げ―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は3日の決算発表で、2018年12月期の業績見通しを引き下げた。為替差損が従来予想を上回る見通しを踏まえたもので、これまで「前年水準を保つ」としてきた売上高と営業利益(EBIT

ドイツテレコム―米子会社が合併、2大大手追撃へ―

電気通信大手のドイツテレコムとソフトバンク(ボン)は4月29日、それぞれの米子会社TモバイルUSとスプリントを合併することで合意したと発表した。合併により米移動通信市場の2大大手であるベライゾン、AT&Tに匹敵

BASF―バイエルの種子・農薬事業を追加取得―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は4月26日、競合バイエルから種子・農薬関係の事業と資産を取得することで合意したと発表した。BASFは昨年10月にもバイエルの農業化学事業の部分買収を取り決めており、買収対

エボニック―肌質分析機器のスタートアップに出資―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は4月26日、肌質の分析などを行う機器を開発する米スタートアップ企業マイスキンに資本参加したと発表した。ケア用品原料事業の強化につなげる考え。出資比率は50%未満。出資額と正確な出資

リンデ―合併に向けスクイーズアウトへ―

工業ガス大手の独リンデ(ミュンヘン)は4月25日、米同業プラクスエアとの合併に向けてスクイーズアウトを実施すると発表した。株主の92%がすでに合併に同意していることから、残りの株主が持つリンデ株を法律の規定に基づいて強制

コンチネンタル―パワートレイン部門の分社化を視野に―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)が、数カ月前から検討中の組織再編の一環としてパワートレイン部門の分社化を視野に入れている。パワートレイン市場は車両の電動化を受けて急速に変化していることから、同部門に経営の裁

ダイムラー―1-3月期減益に、前年の反動で―

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が4月27日発表した2018年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益は前年同期比12%減の33億3,500万ユーロへと落ち込んだ。比較対象の17年第1四半期は特殊要因で水準が押

LG電子―自動車照明のZKW買収―

LG電子は4月26日、自動車照明の有力企業である墺ZKWを親会社LGグループと共同買収すると発表した。自動車部品事業を強化するとともに、欧州自動車メーカーとの取引を大幅に拡大する考え。買収金額は11億ユーロ強で、同社史上

ドイツ銀行―収益力強化へ、投資銀行事業は縮小―

独銀最大手のドイツ銀行(フランクフルト)は4月26日、収益力強化に向けた施策の大枠を発表した。同行は業績不振の長期化を受けて今月上旬に頭取を交代したばかり。クライアン前頭取はスピード感と実行力の欠如を理由に解任されたこと

クラーク―投資家から2900万ドル調達―

IT技術を利用した保険サービスのスタートアップ企業(インシュアテック)である独クラークは4月25日、シリーズBラウンドの資金調達で2,900万ドルを獲得したと発表した。事業規模の拡大に向けたシリーズBの資金調達で欧州のイ

エデカ―ドラッグストア合弁5月スタート―

食品スーパー独最大手のエデカ(ハンブルク)は17日の決算発表で、ドラッグストアのローカルチェーンを展開するブドニコフスキーと共同で立ち上げる同分野の合弁会社が5月から事業を開始することを明らかにした。ドラッグストア事業に

オペル―コスト削減で労使対立が先鋭化―

仏自動車大手PSAの独子会社オペル(リュッセルスハイム)で労使の対立が激化している。コスト削減と工場への新規投資をめぐる交渉で両者の立場が大きく隔たっているためだ。従業員代表の事業所委員会と金属労組IGメタルはメディアを

川崎重工業―ダイムラーの燃料電池車に部品供給―

川崎重工業は23日、独自動車大手ダイムラー向けに開発した「高圧水素減圧弁」がメルセデスブランドの新型燃料電池車「GLC F-CELL」に採用されたと発表した。川重は水素関連事業を成長分野の一つと位置づけており、同社製品が

ボッシュ―半導体工場を建設、自動運転やIoT向け―

自動車部品大手のボッシュ(シュツットガルト)は24日、ドイツ東部のドレスデンで半導体工場の起工式を行った。需要の拡大に対応する考えで、主に自動運転とモノのインターネット(IoT)向けにチップを製造する。自動車エレクトロニ

丸紅―VW米子会社に急速充電器納入―

丸紅は20日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の米エレクトリファイ・アメリカが米国で展開する電気自動車(EV)インフラ事業プロジェクト向けに韓シグネット製のEV用超急速充電器を納入すると発表した。丸紅はEV用急

JX金属―独社買収に国際協力銀が協力―

JX金属は17日、独金属素材製造エイチ・シー・スタルクの子会社エイチ・シー・スタルク・タンタルム・アンド・ニオビウム(HCS TaNb)を国際協力銀行と共同買収すると発表した。当初は単独での買収を予定していたが、国際協力

アリババ―ダイムラーなどに音声アシスト供給へ―

中国IT大手のアリババは23日、欧州高級車大手のダイムラー、アウディ、ボルボ向けに音声アシストシステムを供給すると発表した。事業をネット通販から他の分野に拡大する戦略に基づく措置で、アリババのAIラボが開発したシステム「

シーメンス・ガメサ―従業員6000人削減へ―

独シーメンスの風力発電設備子会社シーメンス・ガメサ(西サムディオ)は19日、全従業員の4分の1に当たる6,000人を整理すると発表した。風力発電パークへの助成金を削減する動きが世界的に広がり、同社の業績を圧迫しているため

ティッセンクルップ―印に電磁鋼工場開設―

鉄鋼大手の独ティッセンクルップ(エッセン)は19日、インドに方向性電磁鋼工場を開設したと発表した。同国で方向性電磁鋼を生産するのは同社が初めて。再生可能エネルギー電力の増加を受けて送電分野で需要が高まっていることから現地

フレゼニウス―米後発薬メーカーの買収を破棄―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)は22日、後発医薬品製造の米エイコーンを買収する契約の破棄を決議したと発表した。米食品医薬品局(FDA)が行ったエイコーン製品の認可手続きで、データの完全性に関する規定へ

メルク―一般医薬品事業をP&Gに売却―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は19日、フランスを除く一般医薬品事業を日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)に現金34億ユーロで売却することで合意したと発表した。先端技術主導型の事

フォルクスワーゲン―3月販売は過去最高の104万台に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が16日発表した3月のグループ販売台数は前年同月比5.3%増の104万3,400台となり、単月の過去最高を更新した。西欧を除く主要市場が好調だったことが反映された

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