総合 - ドイツ経済ニュース

ブレグジットのしわ寄せ、ヘッセン州は独で最小

英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の経済的な影響がドイツで最も少ない州はヘッセン――。そんな調査結果をIfo経済研究所が22日、発表した。 それによると、英国が強硬離脱(ハードブレグジット)した場合、EU(27カ

第1四半期GDP、建設投資と個人消費がけん引

ドイツ連邦統計局は24日、2018年1-3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、前期比の実質成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)は0.3%で、速報値と変わらなかった。成長をけん引

企業景況感が下げ止まり、第2四半期は成長加速見通し

Ifo経済研究所が25日発表した5月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月と同じ102.2となった。これまでは5カ月連続で下落しており、ようやく下げ止まった格好だ。クレメンス・フュスト所長は、「難しい世界情勢

欧州委が独を提訴、NOx規制違反で

ディーゼル車を取り巻く環境がドイツで一段と厳しさを増してきた。欧州連合(EU)の欧州委員会は窒素酸化物(NOx)の濃度規制遵守に向けた対策が不十分だとしてEU司法裁判所(ECJ)にドイツを提訴。同国の最高である連邦行政裁

完全自動運転を標準化、欧州委が行動計画発表

欧州連合(EU)の欧州委員会は17日、安全で環境に配慮した、効率的な輸送システムを実現するための取り組みをまとめた政策文書を発表した。欧州における人や物資の移動と輸送の近代化を目的としたイニシアチブの最終段階にあたるもの

ネオニコチノイド系農薬の使用制限、EU裁が支持

欧州連合(EU)司法裁判所は17日、欧州委員会がネオニコチノイド系農薬3種の使用を制限したことを不服として農薬メーカーが提訴した問題で、原告の訴えを退ける判決を下した。 ネオニコチノイド系の農薬は害虫駆除の効果が高く、世

4月は灯油が8%上昇、ガソリンは-0.2%に

ドイツ連邦統計局は16日、4月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.6%、前月比が0.0%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比1.3%増で、エネルギーを除

生産者物価2カ月連続で上げ幅拡大、4月は2%に

ドイツ連邦統計局が18日発表した4月の生産者物価指数は前年同月を2.0%上回り、上げ幅は前月の同1.9%から0.1ポイント拡大した。上昇率の拡大2カ月連続。エネルギーが3.2%増となり全体を押し上げた格好だ。エネルギーを

卸売物価の上げ幅3カ月ぶりに拡大、4月は1.4%に

ドイツ連邦統計局が18日発表した4月の卸売物価指数は前年同月比1.4%増となり、上げ幅は3カ月ぶりに拡大した。最大の物価押し上げ要因は鉱石・金属で3.9%上昇。このほか、化学品(5.9%増)、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(

製造業の受注残高、3月は0.2%増に

連邦統計局が18日発表した製造業の3月末時点の受注残高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.2%上回った。国内が0.3%、国外が0.1%の幅で増加した。 中間材が0.7%伸びて全体を押し上げた。投資財は横ば

消費者の権利強化へ、集団訴訟法案を閣議了承

ドイツ政府は9日の閣議で、集団代表訴訟を可能にする法案を了承した。企業から被害や不当な措置を受けた消費者が損害賠償などを請求しやすくすることが狙いで、政府はフォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正ディーゼル車を購入した消費

イラン核合意からの米離脱を独が懸念

イランとの核合意から離脱し新たな制裁の準備に入ると表明した米トランプ大統領の8日の声明が、ドイツの政財界に波紋を広げている。対イラン事業から撤退しなければ制裁を科されると予想されるためだ。独政府が米国の制裁から自国企業を

独成長率が半減、第1四半期0.3%に

ドイツ連邦統計局が15日発表した第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP、速報値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質成長率が前期比0.3%となり、前期の同0.6%から半減した。成長鈍化は2四半期連続。輸出と政府最終

ボーダフォンがユニティ・メディア買収、独テレコムを攻撃へ

移動通信大手の英ボーダフォンは9日、メディア大手の米リバティ・グローバルからドイツ、チェコ、ハンガリー、ルーマニアの4カ国の事業を取得するとこで合意したと発表した。ドイツではケーブルテレビ(CATV)大手のユニティ・メデ

VW元社長を米当局が起訴、排ガス不正の不公表を決めた容疑

米司法省は3日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループのマルティン・ヴィンターコルン元社長をディーゼル車排ガス不正問題に絡んで起訴したと発表した。共謀して当局を欺いたためと説明している。ジェフ・セッションズ司法長

輸出が11カ月ぶり減少、米保護主義や英離脱など影響

ドイツ連邦統計局が8日発表した3月の輸出高(暫定値)は前年同月比1.8%減の1,161億ユーロへと後退した。輸出減は11カ月ぶり。比較対象の2017年3月に比べ営業日数が少なかったほか、貿易環境の悪化が響いたもようだ。独

EU向け輸出は全体の59%に

ドイツ連邦統計局は7日、他の欧州連合(EU)加盟国向けの輸出高が昨年は7,497億ユーロに達し、輸出全体の58.6%を占めたことを明らかにした。EU加盟国からの輸入高は5,905億ユーロで、輸入に占めるシェアは57.1%

製造業受注3カ月連続で減少、3月は-0.9%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した3月の製造業新規受注指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.9%割り込んだ。減少は3カ月連続で、1-3月期(第1四半期)は前期(昨年10-1

鉱工業生産が2カ月ぶりに増加、3月は+1%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が8日発表した3月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.0%増となり、2カ月ぶりに拡大した。エネルギー業が1.4%、製造業が1.1%、建設業

ネオニコチノイド系農薬、屋外使用がEUで禁止に

欧州連合(EU)加盟国は4月27日、ミツバチの大量死や大量失踪の主な原因とされるネオニコチノイド系農薬3種の屋外での使用を全面的に禁止することで合意した。EUでは2013年からミツバチを誘引する植物へのネオニコチノイド系

EUがAI底上げへ、20年末までに200億ユーロ投資

欧州連合(EU)の欧州委員会は4月25日、人工知能(AI)戦略を発表した。米国、アジアと比べて小規模にとどまる投資を増強して同分野を底上げするために、2020年末までに官民合わせて200億ユーロ以上を投資し、AI関連の研

4月インフレ率は横ばいの1.6%に

ドイツ連邦統計局が4月30日発表した同月のインフレ率(速報値)は前年同月比で1.6%となり、前月と同水準にとどまった。エネルギーと食料品の上げ幅は拡大したものの、復活祭(イースター)休暇の時期が昨年の4月中旬から今年は3

輸入物価が2カ月連続で低下、3月は-0.1%に

ドイツ連邦統計局が4月27日発表した3月の輸入物価指数は前年同月比0.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。消費財、投資財、農産物の下落が響いた格好。エネルギーは7.1%増と大きく上昇しており、エネルギーを除いた輸入物価

失業者の減少続く、4月は238万人に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が4月27日発表した同月の失業者数は238万4,000人で、前月を7万4,000人下回った。4月は春の進展で気温が高くなることから失業者が減少するという事情があるものの、季節要因を加味した実質でも

消費者景況感やや悪化、シリア問題など影落とす

市場調査大手のGfKが4月26日発表したドイツ消費者景況感指数の5月向け予測値は4月の確定値(10.9)を0.1ポイント下回る10.8となり、2カ月ぶりに悪化した。内戦中のシリアをめぐる西側諸国とロシアの対立や米トランプ

5月の主な法令改正

・欧州連合(EU)一般データ保護規則(GDPR)が5月25日付で施行。IT技術やグローバル化の進展を受けて個人データの保護強化。個人の識別につながる消費者、従業員、企業担当者などの情報が対象に

除草剤グリホサートの使用を大幅制限へ

ドイツのユリア・クレックナー新農相(キリスト教民主同盟=CDU)は17日、除草剤「グリホサート」の使用を大幅に制限する考えを明らかにした。同除草剤に対しては世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関が発がん性の恐れがあると

社民初の女性党首誕生、党勢回復が課題に

独社会民主党(SPD)は22日の臨時党大会で、アンドレア・ナーレス院内総務を新党首に選出した。女性が同党の党首となるのは155年の歴史のなかで初めて。長期低迷する党勢の回復という困難な課題に取り組むことになる。ただ、党内

独成長率予測引き上げ=有力経済研

Ifoなど有力経済研究所は19日に公表した共同作成の「春季経済予測」で、国内総生産(GDP)の今年の実質成長率見通しを引き上げた。昨年第4四半期(10~12月)の成長率が良好だったうえ、今年は輸出や設備投資の加速も見込ま

製造業の受注残、2月は1%増加

連邦統計局が18日発表した製造業の2月末時点の受注残高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を1.0%上回った。国内が0.3%、国外が1.3%の幅で増加した。 部門別では投資財の伸び率が最も大きく、1.2%に上っ

生産者物価の上げ幅6カ月ぶりに拡大、3月は1.9%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した3月の生産者物価指数は前年同月を1.9%上回り、上げ幅は前月の同1.8%から0.1ポイント拡大した。上昇率の拡大は6カ月ぶり。エネルギーは2.4%増で、エネルギーを除いた生産者物価の上げ幅

AI分野で研究機関や大学の連携強化へ

ドイツのメルケル首相は22日、ハノーバー産業技術見本市の開幕式で講演し、人工知能(AI)分野で国内の研究機関や大学の連携を強化する意向を表明した。AI分野で中国が2030年までに世界を主導する国になることを目指しているこ

フィンランドが電池セル生産の立地条件アピール

フィンランドは電池セルの有望な生産拠点として同国をアピールしていく考えだ。電池の生産に必要な天然資源がすべてそろっているうえ、電池の生産で大量に用いられる電力の価格も低いためで、ミカ・リンティラ経済相は独『フランクフルタ

フルタイム勤務への復帰保障を法制化

連邦労働省は19日、子育てや介護を理由に勤務時間を減らしていた被用者に本来の勤務時間に復帰する権利を認める法原案を、関連省庁に送付したと発表した。被用者が必要に応じて勤務時間を減らしやすくするほか、女性に多い老後の貧困転

VWが取締役会の刷新を決議 組織も再編、商用車部門はIPOへ

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は12日の監査役会で、組織再編と取締役会の役員交代を決議した。自動車業界で進む急速な変化を受けて取り組んでいる同社の構造改革をこれまで以上に迅速かつ徹底的に推し進めることが狙いで、

電動トラックの走行料金免除を交通省が計画

電動トラックの走行料金免除を独交通省が計画している。アンドレアス・ショイアー交通相が『南ドイツ新聞』に明らかにしたもので、10~11日にメーゼベルクで開催された集中閣議で計画を説明したとしている。走行料金を全額免除するこ

車載電池工場の支援に独経済相が意欲

ドイツのペーター・アルトマイヤー新経済相は10日ベルリンで開催された交通関係の会議で、電動車用電池セル工場を欧州に建設することの重要性を強調した。電動車の価値の大きな部分を占める電池セルを欧州域外のメーカーに依存すること

3月消費者物価、ガスと自動車燃料が下落

ドイツ連邦統計局は13日、3月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.6%、前月比が0.4%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比0.5%増と伸び率が小さかっ

卸売物価の上げ幅、2カ月連続1.2%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した3月の卸売物価指数は前年同月比1.2%増となり、上げ幅は前月(同1.2%)と同じ低い水準にとどまった。石炭・石油が1.3%下落。コーヒー・茶・カカオ・香辛料(10.7%減)とペット・家畜(

2月は輸出成長鈍化、前月比では2年半ぶりの下落幅に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2月の輸出高(暫定値)は前年同月比2.4%増の1,047億ユーロとなり、上げ幅は前月の8.6%から大きく縮小した。欧州連合(EU)のユーロ非加盟国とEU域外向けがともに0%台の伸び率にとどま

インフレ率4カ月ぶりに上昇、3月は1.6%に

ドイツ連邦統計局が3月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.6%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同1.4%から拡大した。インフレ率の上昇は4カ月ぶり。エネルギーの上げ幅が前月の0.1%から0.

消費者景況感2カ月ぶり改善

市場調査大手のGfKが3月28日発表したドイツ消費者景況感指数の4月向け予測値は3月の確定値(10.8)を0.1ポイント上回る10.9となり、2カ月ぶりに上昇した。景気と雇用の安定、所得の拡大、低インフレを背景に同指数は

4月1日付の法令改正

・ポテトチップス、パン、コーヒーなどに含まれる発がん性物質アクリルアミドの欧州連合(EU)規制が強化(11日付で発効)。アクリルアミドは高温加熱に伴う化学反応で発生する ・映画や音楽などのストリーミングサービス。EU域内

ドイツ銀でトップ交代

独銀最大手のドイツ銀行は8日、クリスティアン・ゼーヴィング副頭取(47)を同日付で頭取に任命することを監査役会が決議したと発表した。同行は業績が長期低迷していることからトップを入れ替えて刷新を図る考えだ。ジョン・クライア

製造業受注2月は0.3%増に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が5日発表した2月の製造業新規受注指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.3%増となり、2カ月ぶりに拡大した。大型受注が多かったことが大きく、その効果を除

鉱工業生産が2年半ぶりの大幅減に、2月は-1.6%

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が6日発表した2月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.6%下回り、2年半ぶり(15年8月以来)の大幅下落となった。製造業が2.0%、建設業

独送電大手に中国企業が出資できず、政府の工作奏功か

ベルギーの送電大手エリア・システム・オペレーターは23日、豪投資ファンドIMFインベスターズとの合弁会社ユーログリッド・インターナショナルSCRLの資本20%を9億7,650万ユーロで譲り受け、出資比率を従来の60%から

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