化学大手のBASFは21日、中国の再生可能エネルギー製品大手、明陽(Mingyang)グループと共同で現地合弁会社を設立したと発表した。同国南部の湛江の沖合に洋上風力発電パークを設置。湛江で建設しているBASFの統合生産施設(フェアブント拠点)に電力を供給する。同施設が100%再生可能エネルギー電力を使用するとともに、カーボンフットプリントの少ない製品を顧客に提供できるようにする考えだ。
新会社「明陽BASFニューエナジー(湛江)」を設立した。出資比率は明陽が90%、BASFが10%となっている。当局の承認を得たうえで容量500メガワット(MW)のパークを建設し、2025年からフル稼働を開始。電力の大半をBASFの湛江フェアブント拠点に供給する。