ヒートポンプ暖房の需要がドイツで大幅に減少している。暖房規制を定めた政府法案が与党内の意見対立などを受けて何度も修正されているためだ。規制の具体的な内容や助成基準が正式決定するまでは投資を見合わせた方が良いとの判断が住宅保持者や企業の間に広がっている。同暖房向け補助金の所管当局である連邦経済・輸出監督庁(BAFA)のデータをもとにフンケ・メディエングルッペ系のメディアが報じた。
それによると、ヒートポンプ暖房の上半期の補助金申請件数は4万8,804件となり、前年同期の9万7,766件から半減した。同暖房を設置する世帯などは補助金をほぼ例外なく申請することから、需要が激減したことが分かる。