住宅建設価格の上げ幅、3四半期連続で縮小

ドイツ連邦統計局が10日発表した第3四半期(8月のデータ)の住宅建設価格指数(付加価値税込み)は前年同月比6.4%増となり、上げ幅は第2四半期(5月)の同8.8%から縮小した。上昇率の低下は3四半期連続。幅広い資材分野での価格上昇を背景に建設価格の上昇基調は続いているものの、建設不況を受けて上げ幅は縮小しているもようだ。前期比の上昇率は0.2%で、前期(同0.8%)の4分の1にとどまった。統計局は2月、5月、8月、11月のデータを定期的に公表している。

骨組み工事の価格は前年同月比で3.1%上昇した。同工事に占める比重が特に大きいコンクリート工事と左官工事は上げ幅がそれぞれ0.2%、5.3%だった。屋根ふきは7.2%、土木工事は7.6%。

内装は上げ幅が9.0%に上った。暖房・集中温水設備は12.1%に達している。

建設価格は住宅以外でも上昇した。上げ幅はオフィスビルで6.4%、商工業施設で5.7%、道路で8.2%に上った。

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