BMWがタイでBEV向け電池生産へ

高級車大手の独BMWは4日、タイ南部のラヨーン県で高電圧電池組み立て工場の鍬入れ
式を実施した。2025年下半期から現地生産する電気自動車(BEV)向けに同社の第5世
代電池を供給する。
輸入した電子セルを新工場でモジュール化したうえで、高電圧電池に統合する。投資
額は16億バーツ強(約4,200万ユーロ)で、そのうち約14億バーツ(約3,600万ユー
ロ)を機械・設備に振り向ける。
ラヨーン県にはBMWの完成車工場があり、23年には乗用車1万2,000台強、オートバイ1
万1,000台弱を生産。東南アジア市場向けに出荷した。同工場で生産するプラグイン
ハイブリッド車(PHV)向けの電池は独自動車部品大手のドラクスルマイヤーが19年
から現地で受託生産している。BEV向けの電池はBMWが内製する。

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