ドイツ機械工業界の動き

クラウス・マッファイ―独企業初の中国上場へ―

中国の国有化学大手・中国化工集団は11日、ゴム・プラスチック加工機械子会社の独クラウス・マッファイを上海市場で上場する計画を発表した。ドイツ企業の中国市場上場は初めて。クラウス・マッファイの事業拡大資金12億人民元(1億 […]

ティッセンクルップ

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは8日の投資家説明会で、電気自動車(EV)の今後の普及に伴うリチウムイオン電池市場の拡大が大きなビジネスチャンスになるとの見方を示した。同社は子会社ティッセンクルップ・システム・エンジ

機械業界好調、売上は初の2200億ユーロ台に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は12日の年次記者会見で、独業界の今年の生産高が物価調整後の実質で前年を3.0%上回り、6年来の高い伸びになるとの見通しを明らかにした。これまで低迷していた世界需要が大きく伸びていることが背

ルフトハンザ整備子会社、ポーランドに合弁会社設立

ルフトハンザ・ドイツ航空の整備子会社ルフトハンザ・テヒニクと独航空機エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズは5日、ポーランドに折半出資のエンジン保守会社エンジン・メンテナンス・ヨーロッパ(EMEエアロ)を設立したと発表し

DMG Mori―デジタルツイン開発で合弁―

DMG森精機の独子会社DMG Mori(ビーレフェルト)は11月27日、独エンジニアリング企業ハイテック(HEITEC)と合弁会社を設立すると発表した。オートメーション分野のソリューション開発することが狙い。工場や製品な

機械受注6カ月連続増加、10月は+9%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の10月の新規受注高は前年同月比で実質9%増となり、6カ月連続で拡大した。国外が10%増加。ユーロ加盟国(ドイツを除く)は17%の伸びを記録した。ユーロ圏外は8%増、国内

I4.0でドイツは国外投資家の買収標的

ドイツはつながる工場「インダストリー4.0(I4.0)」関連のM&A市場で大きな買収標的となっていることが、コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の調査で分かった。EYのパートナーは「ドイツ企業

独機械輸出好調、1-9月7.4%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が23日発表したドイツの1-9月期の機械輸出高は前年同期比7.4%増の1,244億ユーロと大きく伸びた。生産近代化・デジタル化の動きが世界的に広がっていることが追い風となっている。VDMAの

クーカ

産業ロボット大手の独クーカがオートメーション化ソリューション事業を手がけるシステムズ部門で人員削減を実施する。同部門の経営陣の不手際で複数のプロジェクトで遅延が発生し、利益が大幅に押し下げられたためで、担当役員2人を解任

工作機械業界好調、7-9月期受注13%増加

独工作機械工業会(VDW)が16日発表した独業界の7-9月期(第3四半期)の新規受注高は前年同期比13%増と2ケタ台の伸びを記録した。隔年開催の国際工作機械展(EMO)が9月にハノーバーで実施されたことが大きく、国内受注

コンチネンタル―農業向け事業強化へ―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)が農業向け事業を強化する。自動車事業への依存度を引き下げることが狙いで、同社が持つ自動運転やビッグデータ解析のノウハウを農業分野に投入する考えだ。 自動車事業は同社の売上高(

精密機器の独ヘンクストラ、スロバキア新工場開所

独精密機器大手のヘンクストラは8日、スロバキア中東部のケジュマロクに新工場を開設した。これまで生産を行っていた賃貸施設に代わるもので、ドイツから生産機能を一部移転し、本格的な生産拠点として整備する。投資額は約700万ユー

溶接機械の独EWM、ポーランド拠点開所

溶接機械の独EWMは先ごろ、ポーランド北西部のシュチェチンに同国初の拠点を開設すると発表した。東欧市場における市場地位の強化が狙い。新拠点の開設によりポーランド国内でも同社のアーク溶接技術の導入が可能になり、顧客企業や流

機械受注3カ月連続2ケタ増に、9月は+12%

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の9月の新規受注高は前年同月比で実質12%増となり、3カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。国外が13%拡大。国内も10%増加した。 新規受注を特殊要因による統計上のブレが

アイクストロン―米国事業の部分売却を当局が承認―

半導体製造装置の有力メーカーである独アイクストロンSE(ヘルツォーゲンラート)は24日、米子会社(アイクストロンInc)がメモリーチップ製造装置事業を韓国同業ユージーン・テクノロジーズ(Eugene Technology

独クノールブレムゼ、ハンガリー鉄道ブレーキ工場を拡張

独ブレーキ製造大手クノールブレムゼは17日、鉄道用ブレーキシステムを生産するハンガリーのブダペスト工場の拡張工事を完了し開所式を行った。投資額は52億8,000万フォリント(1,700万ユーロ)。6,500平方メートルの

FFTプロドクティオンスジステーメ―中国企業が買収か―

独中堅機械メーカーFFTプロドクティオンスジステーメ(フルダ)を中国企業が買収する公算が高まっているもようだ。消息筋の情報としてロイター通信が12日、報じた。 FFTは自動車、航空機、白物家電メーカー向けの生産設備を手が

機械業界が韓国のビザ政策を批判

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は16日、韓国が数カ月前に導入した新しいビザ政策が独機械業界の重荷になっていると批判した。機械の設置や修理目的で同国に派遣する技術者にビザの取得が義務づけられたためで、VDMAのウルリヒ・ア

GEA―食品加工機械メーカーを買収―

食品、化学などプロセス産業向けの機械を手がける独GEAグループ(デュッセルドルフ)は9月26日、伊同業パバン(Pavan)を欧州投資会社アルファ・グループから取得することで合意したと発表した。食品加工機械分野で製品の幅を

8月機械受注10%増に、ユーロ圏がけん引

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が9月28日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月比で実質10%増加した。国外が15%拡大。ユーロ圏(ドイツを除く)は23%の伸びを記録した。ユーロ圏外は13%増だった。 国内受注は1%

独機械製造ハウニ、ハンガリー拠点を拡張

独機械メーカーのハウニ(Hauni)がハンガリー南部ペーチの生産拠点を拡張する。中東欧専門紙『nov-ost.info』が19日、同社筋の情報として報じた。拡張を通じ2018年末までに従業員を200人増員する計画だ。 ハ

トルンプ―I4.0のデモ工場をシカゴに開設―

工作機械大手の独トルンプ(ディッチンゲン)は12日、技術センター「トルンプ・スマート・ファクトリー」を米シカゴに開設したと発表した。米国市場の開拓を強化することが狙いで、つながる工場「インダストリー4.0(I4.0)」の

ユングハインリヒ

独フォークリスト大手のユングハインリヒが国外に工場を設置する計画だ。ドイツはコスト高で規制も強いため、東欧でコスト低く規制が弱い国に工場を設置する方向で調査を開始した。ハンスゲオルク・フライ社長が証券サイト「ベルゼ・オン

独機械業界、18年生産成長率3%見込む

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は14日、独業界の2018年の生産成長率が実質3%となり、今年(同3%見通し)と同じ大きな伸びになるとの予測を発表した。現在の景気拡大が来年も続くと予想している。 足元の国内市場は大幅に成長

AGCO―「フェント」の電動トラクターを来年投入―

「フェント」ブランドの農機を手がける米AGCOの独子会社AGCO GmbH(マルクトオーバードルフ)が電動トラクターを来年、市場投入する。同子会社のペーターヨーゼフ・パッフェン社長が8日、明らかにしたもので、除雪車として

機械業界専門のIoTプラットフォーム立ち上げ

塗装設備大手のデュルやIT大手のソフトウエアAGなどドイツを中心とする5社は5日、機械メーカーを対象とする産業IoT(IIoT)用プラットフォーム「ADAMOS」を立ち上げると発表した。シーメンス、SAP、ゼネラル・エレ

機械業界受注、7月は10%増加

ドイツ機械業界連盟(VDMA)が8月31日発表した独業界の7月の新規受注高は前年同月比で実質10%増となり、3カ月連続で拡大した。国内受注が10%増加。国外も9%伸びた。国外はユーロ圏外がけん引車となった。 新規受注を3

ティッセンクルップ―プラント部門で従業員追加削減―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は8月31日、プラント建設や造船などを手がける産業ソリューション部門で従業員1,000人を追加削減すると発表した。厳しい市場競争を背景に業績が悪化しているためで、以前に打ち

BASF―余剰再生エネとCO2でメタノール生産、開発協業へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は24日、再生可能エネルギーで生産される余剰電力と発電所や工場が排出する二酸化炭素(CO2)を用いてメタノールを合成するための、新しい生産技術をエンジニアリング事業者の独B

ビルフィンガー―英原発の廃棄物処理設備など受注―

産業サービス大手の独ビルフィンガー(マンハイム)は22日、放射性廃棄物分野で計2件の受注を獲得したと発表した。1つは英ヒンクリー・ポイントC原子力発電所向け、もう1つはスウェーデンのオスカーシャム原子力発電所の使用済み核

イエナオプティック

光学機器大手の独イエナオプティックは22日、自動車メーカー、サプライヤー向けに自動生産ラインを設計し、既存の生産システムに統合するサービスを提供する米ファイブ・レイクス・オートメーション(FLA)を完全買収したと発表した

クーカ

中国家電大手・美的集団の子会社となった独クーカは中国ロボット市場でのシェアを現在の15%から25%へと引き上げ、同市場最大手に浮上する目標だ。ロイター社長が『ハンデルスブラット』紙のインタビューで明らかにしたもので、美的

上期機械輸出5.9%増加、中国向けがけん引

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が22日発表した上半期の独機械輸出高は前年同期比で5.9%増加した。中国向けが22.6%増と好調で全体をけん引。同国景気対策の副次効果で韓国向けも15.8%増と大きく伸びた。 ロシア向けも2

機械業界生産、上期は2.4%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、独業界の2017年1-6月期(上半期)の生産高が前年同期比で実質2.4%増加した(暫定値)と発表した。国外主要市場の改善が背景にある。VDMAの主任エコノミストは17年全体の生産成長

工作機械業界、4‐6月新規受注7%減に

独工作機械工業会(VDW)が1日発表した独業界の4-6月期(第2四半期)の新規受注高は前年同期比で7%減少した。国内受注が27%減と大幅に落ち込んで、全体を強く押し下げた格好。国外受注はユーロ圏がけん引車となり、4%増加

独機械業界受注、上期は4%増に

ドイツ機械業界連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2017年上半期の新規受注高は前年同期比で実質4%増加した。VDMAのエコノミストは業界のほとんどすべての分野で受注が拡大したことを指摘。景気拡大は鮮明になってきたとの

独機械大手のボッシュ、ハンガリー工場の拡張完了

機械・自動車部品大手の独ボッシュが、ハンガリー東部のミシュコルツ工場の拡張計画を完了した。これに伴い同工場には新たに地域サービスセンターの機能が加わる。投資額は16億フォリント(525万ユーロ)で、政府から3億5,800

トルンプ―売上11%増に、韓国事業がけん引―

工作機械大手の独トルンプ(ディッチンゲン)が20日発表した2017年6月通期の暫定売上高は31億ユーロとなり、前期比で10.8%増加した。世界の景気が好調で水準が押し上げられた格好。国別では韓国が57%増の2億900万ユ

シェフラー

軸受大手の独シェフラーが18日発表した2017年1-6月期(上半期)暫定決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)は7億8,000万ユーロとなり、前年同期を9.1%下回った。自動車向け部門の不振が響いた格好。売上高(為替

独ボッシュ、ハンガリー東部に物流センターを設置

独自動車部品・機械大手のボッシュが170億フォリント(約5,550万ユーロ)を投じ、ハンガリー東部のハトヴァンに物流センターを建設する。今年1月の発表に沿うもので、ハンガリー工業団地管理開発公社(NIPUeF)が工事を担

ワッカーノイソン―農機販売で米ジョン・ディアと提携―

建機・農機大手の独ワッカーノイソン(ミュンヘン)は6日、農機の販売で米同業ディア・アンド・カンパニー(ジョン・ディア)と戦略提携すると発表した。ジョン・ディアの流通網を活用して自社製品の販売を加速させる考え。独禁当局の承

墺クレーン製造パルフィンガー、スロベニア塗装工場稼動へ

オーストリアのクレーンメーカー、パルフィンガーが8月から、スロベニアで塗装工場の操業を開始する。これにより処理能力不足を解消し、新たな受注の獲得を目指す。 塗装工場はスロベニア北東部のマリボル工場内に設置した。投資額は5

独センビオン、セルビアで風力発電設備受注

風力発電設備大手の独センビオンは先ごろ、ベルギーの再生可能エネルギー会社エリシオから、セルビア北東部のアリブナル風力発電パーク向けに発電機を受注したと発表した。発電出力2,000キロワットの「MM100」発電機21基を納

機械業界が生産予測引き上げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は6月29日、独業界の2017年の生産成長率予測を上方修正した。市場が好転しているためで、従来予測の実質1%から同3%へと引き上げた。VDMAのチーフエコノミストは「(業界)企業の景況感は極

ティッセンクルップ―プラント部門でコスト削減―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが業績不振のプラント部門(インダストリアル・ソリューション)でコストを大幅に削減する計画だ。経済誌『マネージャー・マガチン』が報じ、同社が追認したもので、広報担当者は「これまでの措置に

独ラインメタル、ルーマニアで防衛装備品の合弁設立

独軍需大手ラインメタルは先ごろ、ルーマニア同業のウジナ・アウトメカニカ・モレーニ(UA Moreni)との合弁会社設立の契約に調印した。新会社の名称はルーマニアン・ミリタリー・ビークル・システムズで、両社の折半出資とする

独ロボット・自動化設備業界、7年で売上倍増

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が20日発表した独ロボット・自動化設備業界の2016年の売上高は前年比5%増の128億ユーロとなり、これまでに引き続き過去最高を更新した。製造業の近代化需要が世界的に大きいことが追い風となっ

上部へスクロール