工作機械大手の独トルンプ(ディッチンゲン)が20日発表した2017年6月通期の暫定売上高は31億ユーロとなり、前期比で10.8%増加した。世界の景気が好調で水準が押し上げられた格好。国別では韓国が57%増の2億900万ユーロと特に好調で、同国はトルンプにとって4番目に大きな市場となった。
売上高が最も大きい国はドイツで、6億4,200ユーロに上った。これに米国(4億1,600万ユーロ)、中国(3億9,800万ユーロ)が続く。
欧州ではオランダが55%増、イタリアが34%増と大きく伸びた。オランダ事業は半導体大手のASML向けに供給する極端紫外線 (EUV) リソグラフィーがけん引車となった。