ドイツ電気電子産業界の動き

1~9月の電機輸出2ケタ増に、中国・ロシア向けがけん引

独電気電子工業会(ZVEI)が27日発表した独電機業界の1-9月期の輸出高は前年同期比10.2%増の1,472億ユーロと2ケタ台の伸びを記録した。最大の仕向け先国である中国が17.6%増の140億ユーロと大きく拡大。ロシ […]

独シーメンス、セルビアの鉄道車両部品メーカーを買収

独シーメンスは24日、同社のサプライヤーでアルミ製鉄道車両部品を手掛けるセルビアのミラノヴィッチ・エンジニアリング(Milanovic Inzenjering)を買収すると発表した。鉄道車両事業における同国市場での地位を

ノルデックス―売上予測引き下げ―

風力発電設備大手の独ノルデックス(ハンブルク)は14日の決算発表で、2017年12月期の売上高予測を下方修正した。業界を取り巻く環境が悪化し業績が低迷しているためで、従来予測の31億~33億ユーロから31億ユーロ未満へと

白物家電の独ミーレ、ポーランドに新工場

高級白物家電メーカーの独ミーレは10日、ポーランド中部のウッチ近郊に同社2番目の洗濯機工場を建設すると発表した。ギュータースロー本社工場の生産能力が限界に近付いているためで、新工場の整備で成長を維持する。第1期の投資額は

シーメンス―火力発電・駆動装置分野で7000人削減―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は16日、火力発電(PG)と駆動装置(PD)の2部門で人員削減を実施すると発表した。市場が低迷し回復の見通しも立たないためで、世界全体で約6,900人を整理。そのうち半分をドイツで実施

コンチネンタル―電池生産を検討―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)が車載電池の生産事業への参入を検討している。エルマー・デーゲンハルト社長が業界紙『アウトモビルボッヘ』に明らかにしたもので、電池セルの生産も視野に入れている。 同社長は電気自

シーメンス―製造業のIoT化が追い風に―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が9日発表した2017年9月通期決算の産業分野の利益(買収などの企業結合に伴い取得した無形資産の償却費用を計上する前のEBITに財務収益を加えた利益)は94億5,300万ユーロとなり、

インフィニオン―車・IoT追い風に、営業益23%拡大―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)が14日発表した2017年9月期暫定決算の営業利益(特別要因を除く)は前期比23%増の12億800万ユーロへと大きく拡大した。自動車の電動化やアシスト化、製造業のIoT化が追い風

電機業界受注、9月は8.6%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独電機業界の9月の新規受注高は前年同月比で8.6%増加した。国内受注が6.8%、国外が同9.9%の幅で拡大した。 1~9月の新規受注高も前年同期比10.2%増と2ケタ台の伸びを記

オスラム―コンチネンタルと合弁、知的自動車照明で―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は6日、自動車向けの知的照明ソリューションの合弁会社を自動車部品大手のコンチネンタルと設立することで基本合意したと発表した。両社の強みを組み合わせることで最先端の照明システムを一手に提供

タムラ製作所―独はんだメーカーを買収―

タムラ製作所は1日、ハンダ製造の独エルゾルト(Elsold)を完全買収したと発表した。非日系顧客への売上比率を30%以上に引き上げ最適なグローバル体制を構築するという中期目標に基づく措置。9月に設立した現地子会社タムラ・

三菱電機が独社と和解、知財権侵害で

三菱電機は2日、ドイツのパール社が販売するハンドドライヤーの一部が自社の保有する権利を侵害しているとして販売停止を求めてきた係争で和解が成立したと発表した。パールは当該製品の破棄や欧州販売中止に同意した。 三菱電機は同ド

シーメンス・ガメサ

電機大手シーメンスの風力発電タービン子会社シーメンス・ガメサは10月26日、ノルウェーの陸上風力発電プロジェクト「ノルトリヒト(Nordlicht)」向けにタービン67基を供給することで合意したと発表した。発電容量は約5

電機輸出が過去最高に、8月159億ユーロ

独電気電子工業会(ZVEI)が10月24日発表した電機製品の8月の輸出高は前年同月比10.1%増の159億ユーロとなり、同月の最高を記録した。新興国向けが13.9%増の59億ユーロと特に好調だった。先進国向けも7.9%増

シーメンス、チェコ発電機工場に2.6億ユーロ

電機大手の独シーメンスは先ごろ、チェコ南西部のドラーソフに持つ工場を拡充する計画を明らかにした。2億6,000万ユーロを投じ、発電機や電動モーターの生産施設の近代化と拡張を行う。来年中に着工し、2019年末に完成する予定

機械部品の独グルーナー、セルビア工場を強化

機械部品メーカーの独グルーナーは先ごろ、セルビア南部のヴラソティンツェ工場の拡張を完了した。メディア報道によると、投資額は650万ユーロに上った。 新しい工場棟は面積3,000平方メートル。受配電設備などに使われるスイッ

アイクストロン―米国事業の部分売却を当局が承認―

半導体製造装置の有力メーカーである独アイクストロンSE(ヘルツォーゲンラート)は24日、米子会社(アイクストロンInc)がメモリーチップ製造装置事業を韓国同業ユージーン・テクノロジーズ(Eugene Technology

スマート家電、利用者の4人に3人が満足

ネット接続機能を持つスマート家電を利用するドイツの消費者の74%が機能に満足していることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。満足度が最も高い製品はシャッターで90%を記録。これにスマートテレビ

ファルタ―株式市場デビュー、EV電池参入も視野に―

小型電池の有力メーカーである独ファルタ(エルヴァンゲン)は9月27日、フランクフルト証券取引所の「プライム・スタンダード」で新規株式公開(IPO)を実施した。市場の反応は良好で、初値は売出し・公募価格を約39%上回る24

シーメンス―発電設備部門で工場整理か―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が発電業界と石油・ガス採掘業界向けの設備を手がけるパワー&ガス部門で生産拠点の統廃合を実施するもようだ。需要が大幅に減少しているためで、数千人規模の人員整理を行うとみられている。各種メ

ゼネラル・エレクトリック―独R&D拠点閉鎖へ―

電機大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)がミュンヘン近郊ガールヒングの拠点内にある研究開発(R&D)施設を閉鎖する。業績不振を受けてコスト削減圧力が高まっているためで、同社は上海とリオデジャネイロのR&#0

ゾンネン―伊で蓄電池の大型受注獲得―

太陽光発電向けの蓄電池を製造する独ゾンネン(ヴィルトポルツリート)は23日、イタリアの企業連合エナジー・アライアンス・イタリアに蓄電システム2万セットを供給する枠組み契約に調印したと発表した。受注高は8,000万ユーロに

独オスラム、ブルガリアに工場開設

照明関連システムを製造するドイツのオスラムは10日、同社初のブルガリア工場が19日に稼働することを明らかにした。5,000万レフ(2,540万ユーロ)を投じて同国第2の都市プロブディフ近郊に建設された新工場では900人を

ダイアログ・セミコンダクター―ICの米シレゴ買収―

独英資本の半導体大手ダイアログ・セミコンダクター(ロンドン)は5日、米同業シレゴ・テクノロジー(Silego Technology)を買収すると発表した。モノのインターネット(IoT)の拡大で需要増が見込まれる高性能半導

シーマティック―中国企業の傘下入り―

高級システムキッチン製造の独シーマティックが中国企業Nisonグループの傘下に入る。シーマティックのウルリヒ・ジークマン社長が現地メディアに明らかにしたもので、中国市場開拓の協力を得るために同社長を含むオーナー一族が過半

シーメンス

電機大手の独シーメンスは4日、照明大手オスラム・ライトの保有株17.34%を複数の機関投資家に売却したと発表した。売却益は約12億ユーロ。オスラムはシーメンスの完全子会社だったが、2013年の新規株式公開(IPO)で非子

電機業界受注、8月は22%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が10日発表した独電機業界の8月の新規受注高は前年同月比21.7%増と大幅に伸びた。大型受注が多く全体が強く押し上げられた格好。国内受注が20.1%、国外が同23.1%の幅で増加した。 1~8

シーメンス―鉄道部門を仏アルストムと統合―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)は9月26日、鉄道事業などからなるモビリティソリューション部門を仏鉄道車両・設備大手のアルストムと統合することで基本合意したと発表した。中国国営2社の合併で誕生した中国中車(CRRC)が

シーメンス―パキスタンでガス・蒸気タービン受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は2日、パキスタン東部のパンジャーブ州でガスタービンや蒸気タービンからなる発電設備を受注したと発表した。受注額は約2億ユーロ。発電分野で同社がパキスタンで獲得した受注では過去最大だ。

ファルタ―年内IPOへ―

小型電池の有力メーカーである独ファルタ(エルヴァンゲン)は9月27日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。ワイヤレスイヤホン向け電池の需要が急増していることから、公開益で生産能力を拡大する考え。新株およそ1億5,000

7月の電機輸出13%増に、ロシア向けは54%拡大

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した独電機業界の7月の輸出高は前年同月比13.1%増の157億ユーロと大きく伸びた。欧州向け(98億ユーロ)と欧州域外向け(59億ユーロ)がともに2ケタ台の伸びを記録しており、ZV

シーメンス(電機)―鉄道事業をアルストムと統合も―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が鉄道事業を仏アルストムと統合する方向で交渉を開始した。ブルームバーグ通信やロイター通信が報じたもので、両社は22日、交渉の事実を追認した。 メディア報道によると、シーメンスはカナダの

インフィニオン(半導体)―英工場を売却―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は21日、英ウェールズのニューポートにある工場を現地同業が新設した合弁会社ネプチューン6に売却することで合意したと発表した。取引金額は非公開。月内の売却手続き完了を予定している。

シーメンス―中国を自律ロボットの中核研究開発拠点に―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は14日、自律ロボットのグローバル研究開発事業を同社中国法人の主導で進めていくことを明らかにした。シーメンスの将来の成功に決定的に重要な分野で主導権を握る戦略の一環と説明している。同研

シーメンス―自動運転列車を最大5.5億ユーロで受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が墺ウィーンの交通当局から完全自動運転列車を受注した。同当局が12日、明らかにしたもので、競合ボンバルディアに入札で競り勝った。 車両を納入するほか、保守点検も請け負う。受注総額は最大

走行中に給電する技術、クアルコムがIAAで公開

半導体大手の米クアルコムが走行中の電気自動車(EV)に電力を供給する技術を開発した。仮に実用化されると、EV普及のネックとなっている航続距離と充電時間の問題が一気に解決されることから、注目を集めそうだ。14日に開幕したフ

キッチン家具業界売上、上期2.4%減に

独キッチン家具製造業連盟(VdDK)が18日発表した独業界の上半期の売上高(国内売上高と輸出高の合計)は前年同期比2.4%減の23億8,312万ユーロへと後退した。国内が4.2%減の14億4,110万ユーロに落ち込んだこ

インフィニオン―英社に出資、音声HMI事業強化へ―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は7日、英同業エックスモス(XMOS)に戦略出資したと発表した。音声を利用した人間と機械の間の情報伝達(ヒューマンマシンインタフェース=HMI)分野で技術力を強化する狙い。エック

リリウム―空飛ぶタクシー開発で9000万ドル調達―

電力で動く垂直離着陸(VTOL)機の開発を手がける独新興企業リリウムは5日、事業資金9,000万ドルを調達すると発表した。5人乗り製品の開発に当て、空飛ぶタクシーとしての実用化を目指す。 VTOLは垂直に離着陸する航空機

ボルタボックス―今秋IPOへ―

自動車部品・センサーメーカーである独パラゴンの電池子会社ボルタボックスは11日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。電池市場の成長を背景に受注が極めて好調なことから、今秋にも上場基準が厳しいフランクフルト証券取引所の「

電機業界好調、生産成長率予測引き上げ

独電気電子工業会(ZVEI)は11日、独業界の生産成長率予測を上方修正した。年初からこれまでの生産が好調なうえ、新規受注も拡大基調が続いているためで、前年比で実質1.5%増加するとしていた年初予測を同2.5%増へと引き上

独ケーブルメーカーMooWa、ハンガリー新工場に着工

独ケーブルメーカーのMooWaは先ごろ、ハンガリー北部のタタにある工業団地で新工場に着工したと発表した。新工場の床面積は3,300平方メートルで、投資額は約8億フォリント(約265万ユーロ)。今年末の完成時に50人を雇用

オスラム―米ソフト会社を買収、産業用IoT事業強化へ―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は23日、米国のソフト会社デジタル・ルーメンスを買収することで合意したと発表した。産業用IoT事業を強化することが狙い。買収金額は明らかにしていないものの、ロイター通信は消息筋の情報とし

娯楽家電市場、今年は2.6%成長見通し

独情報通信業界連盟(Bitkom)は29日、ドイツの娯楽家電市場規模が今年は前年比2.6%増の94億4,000万ユーロとなり、拡大に転じるとの予測を発表した。全体の44%を占めるテレビが好転し、売り上げが押し上げられると

独電機輸出、上期は2ケタ増に

独電気電子工業会(ZVEI)が23日発表した独電機業界の上半期の輸出高は975億ユーロとなり、前年同期比で10.4%増加した。新興国向けが11.4%増の326億ユーロと大きく増加。先進国向けも9.9%増の649億ユーロと

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