ドイツ電気電子産業界の動き

蓄電技術分野で日独が協力関係強化

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の宮本副理事長とドイツ連邦教育・研究省(BMBF)のシュテファン・ミュラー政務次官は24日ドイツ大使館で、蓄電技術研究に関する共同宣言に署名した。両者の協力連携関係を深化させ […]

富士通―I4.0コンピテンスセンターをミュンヘンに開設―

富士通は23日、つながる工場「インダストリー4.0(I4.0)」のコンピテンスセンターを独南部のミュンヘンに開設すると発表した。産業用モノのインターネット(IIoT)とそれに関連するサービス、および製造事業者である同社独

1-3月期の電機輸出12%増加

独電気電子工業会(ZVEI)が24日発表した独業界の1-3月期(第1四半期)の輸出高は前年同期比11.7%増の485億ユーロとなり、2010年10-12月期(第4四半期)以来の大きな伸びを記録した。新興国向けが12.9%

シーメンス―中東持ち株会社設立―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が中東地域での出資を統括する持ち株会社シーメンス・ミドル・イースト・ホールディングを設立した。日刊紙『ヴェルト』が報じ、同社が追認したもので、広報担当者は「(中東地域における)今後の出

ドイツ鉄道―高速鉄道車両を近代化―

ドイツ鉄道(DB、ベルリン)が高速鉄道ICEの車両を近代化する。車内の快適性を高めるとともに最新のデジタル技術を搭載する考えで、総額2億1,000万ユーロを投資する。広報担当者が18日、ニュルンベルクのメインテナンス工場

CE市場、第1四半期は3%拡大

民生通信エレクトロニクス協会(gfu)が23日発表した1-3月期(第1四半期)の独コンシューマーエレクトロニクス(CE)市場売上高は前年同期比3.1%増の約73億ユーロに拡大した。娯楽家電が11.9%増えて全体をけん引。

シーメンス―独で人員削減―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)は11日、ドイツ本国で従業員を削減すると発表した。事業のデジタル化を一段と推し進めるとともに、業績不振の事業にメスを入れる。ケーザー社長は問題のある事業に早い段階で是正策を施す考えを以前

ソーラーワールド―経営破たん―

太陽電池モジュール大手の独ソーラーワールドは11日、地元ボン区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。同社は太陽電池価格の下落で業績不振が続いており、2016年まで6年連続で赤字を計上してきた。経営陣は事業の現状と太陽電

電機業界が好調、1-3月期受注10%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が10日発表した独電機業界の1-3月期の新規受注高は前年同期比10.2%増と大幅に伸びた。ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注が16.2%増加。国内も11.1%増と2ケタ台の伸びを記録した。ユー

シーメンス―研究の重点14分野を絞り込み―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は8日、これまで50あった研究分野のなかから14分野を重点強化する方針を明らかにした。ローラント・ブッシュ取締役(技術・戦略担当)は競争力を強化するうえで「シーメンスが失敗を許されない

シーメンス―製造部門で2ケタ増益に―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が4日発表した2017年1-3月期(第2四半期)の産業部門の利益(買収などの企業結合に伴い取得した無形資産の償却費用を計上する前のEBITに財務収益を加えた利益)は前年同期比18%増の

独ルトロニーク、イギリスに新営業所を開設

独電子機器大手のルトロニーク(Rutronik Elektronische Bauelemente GmbH)はこのほど、イギリス南東部のスウィンドンに新たな営業所を開設した。同社はイギリス北部のボルトンにも2005年か

シーメンス―ソフト会社買収、モビリティ分野で―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は4月28日、運輸・モビリティソフト開発の独ハーコン(HaCon)を完全買収することで合意したと発表した。モビリティーソリューション事業を強化する考え。取引金額は公表しないことで合意し

ティッセンクルップ―3Dプリント工房開設へ―

鉄鋼系複合企業ティッセンクルップ(エッセン)は3Dプリント工房を年内にも開設する予定だ。子会社マテリアル・サービシズのハンスヨーゼフ・ホス取締役がハノーバー産業見本市会場で4月25日、明らかにしたもので、3Dプリンターで

コネクタ製造の独ハーティング、ルーマニア工場を拡張

産業用コネクタ大手の独ハーティング・テクノロジーグループはこのほど、ルーマニア中西部にあるシビウ工場の拡張が完了したと発表した。受注拡大に対応するためで、550万ユーロを投じて生産能力を2倍に強化した。今後2年で従業員を

鉄道設備業界売上、昨年は4%減少

独鉄道設備業界団体VDBが6日発表した独業界の2016年の売上高(輸入を除く国内売上+輸出)は前年比4.1%減の118億ユーロとなり、2年連続で低下した。国内売上高が12.3%減の57億ユーロと大きく落ち込んで、足を強く

BSHハウスゲレーテ―デジタル化に注力―

家電大手の独BSHハウスゲレーテ(ミュンヘン)がデジタル家電のネットワーク化を進めている。同社は2010年に台所の家電をネットワークで結び遠隔操作できる「ホームコネクト」というプラットフォームを立ち上げたほか、最近ではジ

SMAソーラー―デジタル技術に期待―

世界的なパワーコンディショナー(PCS)メーカーである独SMAソーラー(ニーステタール)が3月30日発表した2016年通期の決算は減収増益となった。売上高は9億4,670万ユーロにとどまり、前年の9億8,180万ユーロか

シーメンス―医療技術部門が米国防省から大型受注―

シーメンスの医療技術部門シーメンス・ヘルシニアーズが、米国防省との間で大型受注の枠組み契約を締結した。米国の陸・空・海軍にレントゲンなどの医療機器やメンテナンスサービスを提供する。契約期間は5年で、さらに5年延長できるオ

ソーラーワールド―リストラ強化へ―

大手太陽電池メーカーの独ソーラーワールド(ボン)は3月29日、経営再建計画を発表した。調達部門や生産部門のコスト削減などを含め、今後3年間で総コストを20%削減するとともに、生産量を30%拡大する考えで、従業員3,050

独BSHハウスゲレーテ、ポーランドに物流拠点整備

家電大手の独BSHハウスゲレーテがポーランド中部ウッチに物流拠点を整備する。同国の不動産開発大手パナットーニが3月30日に伝えたもので、施設面積は7万9,000平方メートル。5月に着工し、来年初頭の開所を目指す。 パナッ

独家電大手ミーレがチェコ工場を拡張、投資額9300万ユーロ

高級白物家電大手の独ミーレがチェコ東部ウニチョフの生産拠点を拡張する。需要拡大への対応が目的で、25億コルナ(約9,300万ユーロ)を投じて生産棟などを新設する。新規雇用は200人。3月30日付の現地経済紙『ホスポダール

住友電工―高電圧直流送電分野でシーメンスと協力―

住友電工は27日、高電圧直流送電の分野で電機大手の独シーメンスと協力することを取り決めたと発表した。シーメンスのコンバーター技術と住友電工の高電圧直流ケーブル技術を統合することで、最先端の総合ソリューションを顧客に低コス

電機輸出、1月は13%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が23日発表した独電機業界の1月の輸出高は前年同月比12.9%増の151億ユーロと大きく伸びた。先進国(IMF基準)向けが11.9%増の99億ユーロ、新興国向けが15.0%増の52億ユーロと、

スマホ利用の企業が約6割に拡大

業務でスマートフォンなどの移動通信端末を利用するドイツ企業の割合が昨年の51%から今年は58%に増加したことが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。同連盟エンタープライズコンテンツ管理(ECM)部

「日本から学ぶべき点は多い」=ハイテク業界団体

独情報通信業界連盟(Bitkom)はハノーバー国際情報通信技術見本市CeBIT(セビット)の前夜祭に当たる19日に発表したプレスリリースで、世界のハイテク企業100社のうち日本企業は28社を占め、米国企業に次いで2番目に

シーメンス、墺ハンガリー系の鉄道会社から機関車受注

電機大手の独シーメンスは14日、オーストリア・ハンガリー系の鉄道会社ラーバーバーン(ROeEE/GySEV)との間で機関車の受注契約に調印した。墺APA通信によると、シーメンスが受注したのは電気・ディーゼル機関車のどちら

シーメンスのガメサ買収、欧州委が承認

欧州委員会は13日、独電機大手のシーメンスがスペインの風力発電設備大手ガメサを買収する計画を承認したと発表した。シーメンスは風力発電機で世界最大手に浮上するが、同分野では強力なライバル企業が存在することから、競争上の問題

電機業界の16年生産高、1.2%増に上方修正

独電気電子工業会(ZVEI)は10日、独電機業界の生産高が物価調整後の実質で昨年は1.2%増加したことを明らかにした。2月の時点では1.0%増としていたが、上方修正した。今年は同1.5%の拡大を見込む。業界売上高について

独シーメンス、ダイムラーのポーランド新工場の設備受注を狙う

電機大手の独シーメンスが、自動車大手ダイムラーのポーランド新工場の生産ライン設計・設置業務受注を目指している。同生産ラインは南西部ヤヴォルに建設する新工場に導入されるもので、現地経済紙によると、数カ月以内に発注先の選定作

VW

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は2月28日、次世代車両に必要な半導体の開発に向けて独半導体大手のインフィニオンと協働すると発表した。コネクテッドカーや電気自動車、自動運転など今後のカギを握る技術分野ではエレクト

高級白物家電の独ミーレ、ポーランドに工場を設置

高級白物家電メーカーの独ミーレは先ごろ、同社で2番目となる洗濯機工場をポーランドに設置すると発表した。ギュータースロー本社工場の生産能力が限界に近付いているためで、新工場の整備で成長を維持する。投資額は数千万ユーロ。具体

シーメンス―風力発電用ブレード工場を閉鎖―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は15日、風力発電用のブレードを製造するデンマークのエンゲスヴァン工場を閉鎖すると発表した。風力発電のローターは大型化しているが、同工場では大型ローター用のブレードを生産できないため、

クーカ―営業減益に、受注は20%以上増加―

産業ロボット・自動化機器大手の独クーカが15日発表した2016年12月期暫定決算の営業利益(EBIT)は1億6,600万ユーロとなり、前期比で15.0%減少した。中国の家電大手・美的集団が同社を対象に実施した株式公開買い

シーメンス

電機大手のシーメンスは16日、ギヤードモーターを生産する独テュービンゲン工場の従業員集会で、同工場の人員削減計画を発表した。価格競争の激化を受けて同モーター事業で赤字が続いていることから、モーター組み立て業務をチェコの工

インフィニオン

半導体大手の独インフィニオンが有機EL大手の米クリーから子会社ウルフスピードを買収する計画を断念した。米国政府の対米外国投資委員会(CFIUS)から指摘されていた安全保障上の懸念を取り除くことができないと判断したため。こ

ICT業界の最重要テーマ、今年はセキュリティ

独情報通信技術(ICT)業界でITセキュリティが最も重要なテーマと考えられていることが、情報通信業界連盟(Bitkom)の業界企業アンケート調査で分かった。Bitkomのベルンハルト・ローレーダー専務理事は、デジタル化の

独東部の中堅企業、相次いでチェコ増強

ドイツ東部ザクセン州の中堅企業が相次いでチェコでの事業拡充に乗り出している。特に同州に隣接するチェコのウースチー州には自動車関連メーカーなどが進出、工場の拡張や従業員数の増加を図っている。その背景には同国の人件費がドイツ

オスラム

照明大手のオスラムが独南部のレーゲンスブルク工場で従業員を拡大する。スマートフォンの虹彩認識に用いる赤外線チップの需要が旺盛なためで、今後数年で最大1,000人を新規採用。同工場の従業員数を1.5倍へと引き上げる。ロイタ

電力損失を半分以下に、新ブレーカーの技術基盤を確立

半導体大手の独インフィニオンは10日、同社を中心とする研究チームが送電網や電気機器の電力損失を半分以下に抑える直流電力ブレーカー(遮断機)の技術基盤を確立したと発表した。同ブレーカーは特別に開発した半導体を搭載しており、

電機業界受注、昨年は1%減少

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独業界の2016年の新規受注高は前年比で1.0%減少した。比較対象の15年は大型受注が多く水準が押し上げられており、その反動があったという。地域別ではユーロ圏外が2.2%減少。国

陸上風力発電の新設容量、昨年は24%増加

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は7日、国内陸上風力発電の昨年の新設容量が前年比24%増の4,625.25メガワット(MW)となり、政府目標の2,500MWを大きく上回ったと発表した。再生可能エネルギー由来の電力を固定

ソーラーワールド―経営資源を集約、多結晶製品から撤退―

経営不振の独太陽電池大手ソーラーワールド(ボン)は10日、経営資源を単結晶シリコン製品分野に絞り込む方針を明らかにした。単結晶シリコン製の太陽電池は発電効率が高く寿命も長いことから競争力を保つことができると判断。発電効率

インフィニオン―車載製品けん引で増益に―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)が2日発表した2016年10-12月期(第1四半期)の営業利益(特別要因を除く)は前年同期比12%増の2億4,600万ユーロへと拡大した。車載半導体部門が好調で全体が押し上げられ

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