ドイツ電気電子産業界の動き

NEC―ドイツテレコムに5G基地局装置を提供―

NECは6月29日、移動通信ソリューション事業者の米マベニアと共同で電気通信サービス大手ドイツテレコムの商用オープンRANプロジェクト「O-RAN Town」向けに超多素子アンテナを搭載した5G基地局装置を提供すると発表 […]

ウルトラキャパシタのスケルトン、新たに2,900万ユーロを獲得

●総資本は1.2億ユーロ超に ●現在、ウルトラキャパシタの弱点をカバーする新製品を開発中 ウルトラキャパシタ(電気二重層キャパシタ)の開発製造を手掛けるエストニアのスケルトン・テクノロジーズは1日、シリーズDの追加ラウン

ファルタ―超高性能セルをポルシェに供給か―

電池製造の独ファルタが高級車大手ポルシェに超高性能電池セルを供給するもようだ。ファルタへの取材をもとに『ハンデルスブラット(HB)』紙が報じたもので、超高速充電が可能なセルを提供するという。 ファルタは4月、「V4ドライ

クノールブレムゼ―同業ヘラー買収に向け交渉―

商用車・鉄道車両用ブレーキ大手の独クノールブレムゼは29日、独自動車照明大手ヘラーの買収に向け交渉していることを明らかにした。創業者一族のメンバーから株式およそ60%を取得する方向で協議している。交渉は初期段階にあり、成

ポルシェ―電池セル開発・生産に参入―

独フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェは21日、フラウンホーファー研究所からのスピンオフであるカスタムセルズと共同で合弁会社を設立すると発表した。電気自動車(EV)用の高性能電池セルを独自開発・生産し

独電機輸出4月は29%増加

独電気電子工業会(ZVEI)が18日発表した同国の4月の電機製品輸出高は前年同月比29.2%増の174億ユーロと大幅に伸びた。比較対象の昨年4月はコロナ禍で25%落ち込んでおり、その反動で大きく拡大した。1~4月の累計は

電機業界が生産成長率予測引き上げ、4月受注は57%増に

独電気電子工業会(ZVEI)は10日、独業界の2021年の生産成長率予測を従来の5%から8%へと上方修正した。景気の急速な回復を踏まえたもので、ヴォルフガング・ヴェーバー事務局長は「6%減となった昨年の生産の落ち込みは今

オスラム―北米デジタル事業を売却―

墺センサー大手AMSの独照明子会社オスラムは4日、北米のデジタルシステム(DS)事業を米同業アクイティ・ブランズに売却することで合意したと発表した。AMSはオスラムを昨年、買収した際にDS事業を放出する意向を示しており、

ボッシュ

IoT大手の独ボッシュは7日に開催したドレスデン半導体工場の開所式で、同工場の生産開始時期を従来計画の年末から前倒しすると発表した。まずは7月に電動工具向け製品の製造に着手。9月からは車載品の生産も始める。

シーメンス

電機大手のシーメンスは5月27日、韓国国鉄向けの電力供給コントロールセンターを同国のエンジニアリング大手エンテックワールドから受注したと発表した。同センターは総延長4,000キロ超の鉄道網への電力供給を制御・監視。トラブ

計量機器の独ビゼルバ、セルビアに工場設置

計量器大手の独ビゼルバがセルビア中西部のヴァリェヴォで工場を開設する。近く着工し、来年第4四半期(10-12月期)までに稼働する予定だ。従業員は300人。投資額は発表されていないが、4月の現地報道によると3,300万ユー

リリウム―ビジネスジェット会社と協業―

電動垂直離着陸(eVTOL)機を開発中の独リリウムは21日、プライベートジェットとヘリコプターの運行会社であるルクセンブルクのルクスアヴィエーションと協業合意したと発表した。欧州で計画する空飛ぶタクシー事業の構築で支援を

家電見本市IFAが中止に、次回は来年9月の予定

ベルリン見本市会社と独民生通信エレクトロニクス協会(gfu)は19日、9月に予定していた家電見本市IFAを中止すると発表した。コロナ禍の先行きが読めないため。国際的に事業を展開する企業はイベントの数カ月前に予算を計上しな

電機輸出が改善、1-3月期は3.4%増加

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した同国の1-3月期の電機輸出高は前年同期比3.4%増の542億ユーロとなり、これまでの減少に歯止めがかかった。世界経済の回復で需要が増えていることが大きい。3月は前年同月比12.

量子技術開発を政府が支援、基礎研究と応用に総額20億ユーロ

ドイツ政府は11日、量子技術の研究開発の支援計画を発表した。新型コロナ危機を受けて昨年6月に打ち出した景気プログラムの一環で、2025年までに総額20億ユーロを提供。量子コンピューター分野で先行する米国と中国を追撃する。

フォルクスワーゲン―米社と独に全固体電池工場設置の方向―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が出資先の米クアンタムスケープと共同で全固体電池の生産施設をドイツに設置する方向だ。クアンタムスケープが14日明らかにしたもので、パイロット工場の設置拠点を年末までに選定することでV

荏原製作所―オーバーホール工場を独東部で稼働―

荏原製作所は13日、海外グループ会社EBARAプレシジョン・マシナリー・ヨーロッパ(EPME)がドイツ東部のドレスデンにドライ真空ポンプのオーバーホール工場を建設し、4月に稼働を開始したと発表した。EPMEにとって2番目

インフィニオン―昭和電工からウエハー調達―

半導体大手の独インフィニオンは6日、昭和電工からパワー半導体向けSiCエピタキシャルウェハーを調達する契約を締結したと発表した。需要が急拡大するSiC半導体を中・長期的に安定供給できるようにするため、調達先を拡大する。契

BMW―半導体不足が波及―

高級車大手BMWは7日の決算発表で、業界全体を覆う半導体不足の影響が同社にも及んできたことを明らかにした。オリファー・チプセ社長は4月に一部の工場で操業を停止したのに続き、今後も生産調整が避けられないとの見方を示した。

ゼンハイザー

音響機器の有力メーカーである独ゼンハイザーは7日、消費者向け事業をスイスの補聴器大手ソノヴァに完全売却することで合意したと発表した。今後は経営資源を業務用分野に絞り込む。取引金額は2億ユーロ。当局の承認を得て売却手続きが

電機業界の3月受注31%増加、部品・部材不足で生産には支障

独電気電子工業会(ZVEI)が10日発表した独電機業界の3月の新規受注高は前年同月比31.3%増と急拡大した。世界経済回復のほか、比較対象の昨年3月は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて需要が激減していたという事情がある

白物家電購入の最重要基準は長持ちと省エネ

白物家電の購入に際しドイツの消費者が最も重視する基準は「長持ち」と「省エネ」であることが、独電気電子工業会(ZVEI)の委託で調査会社イノリンクが実施したアンケートで分かった。それによると、大型家電の購入で長持ちと省エネ

ルネサスの独社買収をカルテル庁が承認

ドイツ連邦カルテル庁は4月29日、ルネサスエレクトロニクスが英国に本社を置くドイツ系の半導体大手ダイアログ・セミコンダクターを完全買収する計画を承認したと発表した。両社の製品分野が異なるうえ、市場に強力な競合も存在するこ

ソニー―試作EVの5Gテスト走行、ボーダフォンと独で開始―

ソニーグループは21日、電気自動車(EV)の試作モデル「ビジョンS」を用いた5Gテスト走行を英電気通信サービス大手ボーダフォンの独法人(ボーダフォン・ドイチュラント)と共同で開始したと発表した。高度な自動運転の実現に向け

ポルシェ―独で電池セル生産へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェが車載電池セルを自ら生産する計画だ。オリファー・ブルーメ社長が日曜版『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、「電池セルはドイツの自動車産業の中核技術で

ウズベクに火力発電所建設、建設費12億ドル

ウズベキスタン・エネルギー省は19日、オランダ企業のストーン・シティ・エナジー(SCE)と火力発電所の建設で合意したと発表した。建設費は12億米ドル。2024年末に着工し、完成後の設備容量は1,560メガワットとなる。S

貿易政令を改正、AI企業などへの外資の出資に申告義務

ドイツ政府は27日の閣議で、貿易政令改正案を了承した。欧州連合(EU)への域外からの直接投資の審査枠組みを定めた指令を踏まえたもので、人工知能(AI)、自動運転、半導体、オプトエレクトロニクス、量子コンピューターなど将来

フォルクスワーゲン―車載電池工場の生産能力を大幅拡大―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は15日、独ブラウンシュヴァイク工場で電動車用電池の第2生産ラインを稼働させたと発表した。電気自動車(EV)を中心に電動車の需要が急速に拡大していることを受け、生産能力を拡張した。

ANA―ドローン配送ネットワーク構築に向け独社と提携―

ANAホールディングス(ANAHD)は15日、医薬品や日用品のドローン配送の事業化に向け、ドローン開発・製造の独ウイングコプターと業務提携を締結したと発表した。日本の新たな地域社会インフラとしてドローン配送ネットワークを

BMW

高級乗用車大手の独BMWは19日、次世代電池の本命とされる全個体電池を搭載した試作車を「2025年よりもかなり前の時点で」公開する見通しを明らかにした。20年代末には現行電池に比べ少なくとも50%程度、エネルギー密度の高

リリウム

電動垂直離着陸(VTOL)機を開発中の独リリウムは19日、同国南部バイエルン州の2空港を空飛ぶタクシーサービス事業のハブ拠点にすると発表した。ミュンヘン空港とニュルンベルク空港の利用者は空港へのアクセスと空港から自宅や出

独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にか

独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にか

独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にか

独シーメンス、チェコ国鉄から車両受注

電機大手の独シーメンスは12日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から20編成の高速鉄道車両(1編成9両)を受注したと発表した。契約額は5億ユーロ。2024年から26年にか

ファルタ―6分でフル充電の電池を開発、車への投入を視野に―

リチウムイオン電池の弱点を克服した新製品を電池製造の独ファルタが開発したもようだ。自動車への投入を視野に入れており、すでに顧客メーカーと協議を行っている。同社が自社サイト上の動画で明らかにした。 「V4ドライブ」と命名さ

金属労使が合意、構造転換などで経営不振の企業に配慮

自動車や機械、電機など金属業界の雇用者団体ゲザムトメタルと労働組合IGメタルはノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)地区を対象とする新協定の交渉で3月30日に妥結した。合意内容は賃上げや労働時間の短縮を求める労働者と

リリウム―SPAC活用しナスダック上場へ―

空飛ぶタクシーを開発中の独リリウムは30日、米国で新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。IPOの新たな手法として注目を集めている特別買収目的会社(SPAC)を活用して事業資金を調達。2024年に予定する量産などの準

ヴィテスコ

独コンチネンタルから分離予定のパワートレイン子会社ヴィテスコ・テクノロジーズは25日、韓国の現代自動車から大型受注を獲得したことを明らかにした。電動車の充電時間短縮に寄与する800ボルトパワーエレクトロニクスを供給する。

電機貿易の収支が18年ぶり赤字に

独電気電子工業会(ZVEI)が19日発表した同国の1月の電機製品輸出高は166億ユーロとなり、前年同月を5.0%下回った。前月はコロナ禍の発生後、初めて増加へと転じていたが、1月は再び減少。ZVEIのチーフエコノミストは

ファルタ―電動車向けを生産へ―

電池大手の独ファルタが電動車向けの電池を生産する。経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が報じ、同社が追認したもので、広報担当者は本社所在地エルヴァンゲンの工場にパイロット生産ラインを設置し年末から製造を開始することを明らかに

住友電気工業―独社との印送電プロジェクト、商業運転開始―

住友電気工業は16日、独シーメンス・エナジーと共同受注したインドの送電システムが商業運転を開始したと発表した。同国の送電系統の安定と、再生可能エネルギー電力の効率的な利用に寄与するとしている。 両社は2017年、印送電公

電機業界受注5カ月連続増、景況感は10カ月連続改善

ドイツ電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比を2.3%上回った。増加は5カ月連続。国内受注が0.1%、ユーロ圏(ドイツを除く)が1.8%増加。ユーロ圏外は5.3%増となり、前月の1.

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