ユーロ圏労働コスト上昇率、10~12月は1.3%

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2015年10~12月期の労働コスト(時間当たり)は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1.3%の上昇となり、上げ幅は前期の1.1%から拡大した。(表参照)

労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.5%、非賃金コストが0.7%の幅で上昇した。業種別の上昇率は工業が1.2%、建設業が0.5%、サービス業が1.3%だった。

EU28カ国ベースの労働コスト上昇率は前期と同水準の1.9%。主要国は英国が3.4%、ドイツが2.1%、スペインが1.5%、フランスが1.3%の幅で上昇した。イタリアは0.8%低下した。

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