仏自動車大手PSAの独子会社オペルは8月22日、9月12日~22日に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)で、「コルサ」の電気自動車(EV)モデル「コルサ-e」のラリー仕様車を公開すると発表した。「コルサ-eラリー」として一般向けに販売する。ラリー仕様EVを大手自動車メーカーが販売するのは初めて。
「コルサ-eラリー」のパワートレインはベース車両と同様で、容量50kWhのバッテリーを搭載し、最高出力136PS、最大トルク260Nmを引き出す。一方、ホイールベースを2ミリ伸ばして2.54メートルとしたほか、全幅と全高をそれぞれ5ミリ拡大している。サスペンションはラリー専用のものとなる。販売価格は5万ユーロを若干下回る見込み。
オペルと全ドイツ自動車クラブ(ADAC)は来年夏に共同で世界初のEVラリー選手権「ADACオペル
e-ラリーカップ」を開催する予定。