独自動車照明・電子部品大手のヘラーは9日、中国の合弁会社HELLA
BHAPエレクトロニクスが江蘇省・鎮江の工場で電子部品の量産を開始したと発表した。新工場ではまずサンルーフ向けの制御部品を生産し、数カ月以内に光学電子部品の生産も開始する。将来的にはエネルギー管理、運転支援装置向けの電子部品なども生産する。
工場の生産面積は7,000平方メートル、従業員数は現在65人だが、今後の生産品目の拡大に併せて増員する計画。主な顧客は合弁相手BHAPの親会社である北京汽車(BAIC)グループの関連企業だが、将来は中国および世界の自動車部品メーカーを開拓していく予定。
HELLA
BHAPエレクトロニクスは、ヘラーと中国の北京汽車(BAIC)傘下の北京海納川汽車部件股彬有限公司(BHAP)が2018年に設立した電子部品合弁会社。ヘラーは現在、合弁事業も含め中国国内に16の生産・開発拠点を持ち、従業員約5,500人を抱えている。中国事業の売上高は(2018/2019年度)は8億ユーロ以上の規模に拡大している。