欧州自動車工業会(ACEA)は23日、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における12月の商用車新車登録が21万241台となり、前年同月に比べ5.7%増加したと発表した。全体の86%超を占める3.5トン以下の小型商用車が8.2%増と好調だった。主要5カ国では、フランス(7.4%増)、英国(7.1%増)が伸びた一方、スペイン(8.3%減)、イタリア(4.0%減)、ドイツ(1.7%減)は前年同月を下回り、バラツキが見られた。
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通期では7年連続で増加
2019年通期では前年比2.5%増の254万6,830台となり、7年連続の増加となった。主要5カ国のフランス(4.3%増)、英国(3.0%増)、ドイツ(6.1%増)、スペイン(0.3%増)、イタリア(1.9%増)はいずれも前年を上回った。
カテゴリー別では、3.5トン以下の小型商用車が前年比2.8%増の211万5650台。3.5トン超の中・大型トラックも38万8,342台と、前年に比べて0.9%増加した。16トン以上の大型トラックは0.1%増の31万2,692台とほぼ前年並みだった。
バスは、1.8%増の4万2,838台。2004年以降にEU入りした中東欧の新規加盟国(12カ国)が5.1%増と好調だった。