英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)が10日発表した2019年12月の世界販売は5万2,814台となり、前年同月比で1.3%増加した。好調の中国市場が他の地域の不振を相殺した。通年では前年比5.9%減の55万7,706台にとどまった。
12月の伸び率(前年同月比)を地域別にみると、中国が6カ月連続の二ケタ増(26.3%)となったものの、北米(1.1%減)、英国(2.9%減)、英国を除く欧州(5.3%減)などは軒並み後退した。モデル別では、「レンジローバー・イヴォーク」(33.2%増)と「ランドローバー・ディスカバリースポーツ」(19.6%増)が全体をけん引した。
通年では中国が前年比で13.5%減少となった一方、北米は1.8%増を確保した。モデル別では、「レンジローバー・イヴォーク」と「レンジローバー・スポーツ」、純粋な電気自動車(EV)SUV「ジャガー・Iペース」、コンパクトSUVの「ジャガー・Eペース」が販売を伸ばした。