インフィニオン―20年9月期の利益率低下を予想―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は4日、2020年9月通期の売上高営業利益率が約12%となり、前期実績の16.4%から低下する見通しを明らかにした。新型コロナ危機の影響が避けられないためで、実質売上高も5%減の76億ユーロ(4月16日付で買収したサイプレス・セミコンダクターを除いた実質ベース)に落ち込むと予想している。

5日に発表した20年第2四半期(1~3月)決算の営業利益は2億7,400万ユーロとなり、前期を8%下回った。最大部門の車載半導体が新型コロナ危機の直撃を受け24%の減益となったことが響いた格好。売上高は4%増の19億8,600万ユーロで、売上高営業利益率は前期の15.5%から13.8%へと下落した。純利益は15%減の1億7,800万ユーロだった。

第3四半期(4~6月)は売上高営業利益率が1ケタ台の半ばまで落ち込むとみている。

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