米配車サービス大手のウーバーが、独自動車大手のBMWとダイムラーの合弁会社が運営するタクシーおよびライドヘイリングサービス「フリーナウ」の買収に10億ユーロを大幅に上回る価格を提示しているもようだ。独経済誌『マネージャーマガジン』(10月21日付、電子版)が報じた。ウーバーは、BMWとダイムラーにそれぞれ5億ユーロを上回る価格を支払う意向という。同誌によると、ダイムラーのオラ・ケレニウス社長がフリーナウの売却に積極姿勢を示す一方、BMWのオリバー・ツィプセ社長は、ウーバーの欧州市場における地位強化に懸念を示しているもよう。また、ウーバーとダイムラーは、ウーバーによる資本参加ではなく、完全買収を望んでいるという。
BMWとダイムラーは、合弁会社YOUR NOWを通して、「フリーナウ」などのモビリティサービス事業を展開している。