ドイツ連邦統計局が18日発表した製造業の9月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を1.0%上回った。増加は4カ月連続。国内受注の残高が1.3%増、国外が同1.0%増と、ともに拡大した。9月の受注残高は新型コロナウイルス感染症の流行を受けた規制が始まる直前の2月より0.9%多く、3月以降で初めて2月を上回った。
9月の受注残高を部門別でみると、中間財は前月比で2.1%、投資財は0.7%、消費財は4.1%それぞれ増加した。
受注残月(受注残高の対売上比を月に換算)は前月と同じ6.4カ月となり、5カ月続いた拡大にストップがかかった。投資財が9.1カ月から9.2カ月に増えたものの、中間財(3.1カ月)と消費財(2.5カ月)は横ばいにとどまった。