スペイラ―エネ高騰で生産半減へ―

アルミニウム大手の独スペイラ(ノルスク・ハイドロの元アルミ圧延品部門)は7日、デュッセルドルフ西部のノイスにある「ラインヴェルク工場」の精錬規模を50%引き下げると発表した。エネルギー価格の高騰を受けた措置。状況改善の見通しが立たないことから、自社生産を減らし外部調達へと切り替える。

10月初旬から減産を開始する。期間は未定。生産規模は年換算で7万トンとなる。経営上の理由による整理解雇は行わない。

ドイツでは天然ガス輸入業者の調達コストが膨張していることから、同コストを分担金の形で需要家に迅速転嫁する措置が10月1日付で開始される。同社はこれを踏まえ、10月初旬から減産体制に入るもようだ。鉄鋼世界2位のアルセロールミタルも独2施設の操業を10月から停止する。

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