エネルギー大手の独ユニパーとエーオンは2022~23年冬シーズ、オフィスの使用面積を大幅に削減する計画だ。エネルギー使用量を減らし、コストを削減することが狙い。dpa通信などが両社への取材をもとに24日、報じた。
ユニパーはデュッセルドルフ本社ビルの使用面積を11月初旬から約半分に減らす。該当するビル内の区画では電気機器の使用を全面停止。室温は14度に設定する。エネルギー消費量を最低でも25%削減することを目指している。
本社ビル勤務の社員は約2,500人に上る。社員はもともと固定席を持たず事前に予約したデスクを使用していることから、問題は起きないと同社はみている。
エーオンも同様の措置を来年4月中旬まで行う。使用を停止する区画では建物に損傷が発生しない水準で室温を調整。外灯やロゴの照明も必要最低限に減らし、エネルギー消費量を20%以上、削減する。すでに一部の社員は“引っ越し”を行った。