ドイツ国内の暖房販売台数が昨年は前年比5%増の98万台となり3年連続で拡大したことが、独暖房産業全国連盟(BDH)の発表で分かった。環境に優しいヒートポンプが特に大きく増えて全体をけん引した。
ヒートポンプの販売台数は23万6,000台となり、前年を53%上回った。シェアは前年の16.6%から24.1%へと伸びている。石油暖房(25%増の5万6,500台)とペレット暖房などのバイオマス暖房(17%増の8万9,000台)も好調だった。
ガス暖房は8%減の59万8,500台と振るわなかった。天然ガスの供給不足懸念と価格高騰が直撃した格好だ。シェアは70.3%から61.0%に低下した。